【日本酒ビギナー向け】まずはこれだけ!4つの基本用語の捉え方と便利なAI診断も

  • 「八重洲いしかわテラス」のAI日本酒ソムリエで診断をする女性

日本酒を飲んでみたい、頼んでみたいと思っても「用語や言葉が難しくて分からない……」というのは、日本酒ビギナーの誰もが通る道。いざインターネットで検索してみても、言葉の数が多すぎて、さらに混乱してしまうこともよくあります。

そこで今回は、唎酒師ライターが日本酒用語の一部を分かりやすく、ごく簡単に噛み砕いて解説。日本酒を楽しみはじめたあなたに向けて「まずはこれだけ知っておけばOK!」な用語を紹介しています。

すべてをきちんと理解しようと思う必要はありません!日本酒を楽しむ入門ガイドとして、気軽に活用してみてください。

よく見かける日本酒用語は、漢字の意味とセットにすると分かりやすい◎

  • 日本酒のボトルが並ぶ様子 一部を表示

日本酒にまつわる用語は、難しい漢字がたくさん並んでいるので分かりづらいと思いがち。しかし、漢字の意味を考えてみると意外と理解しやすく、覚えやすいものです。

用語の数は膨大ですが、特に目にする機会が多いものをピックアップして解説します。最近日本酒を飲みはじめた人は、まずはここで解説する4つの言葉を知ってみてください。

味わいは銘柄や蔵によって異なりますが、日本酒の種類ごとにおおよその傾向はあるので、ひとつの参考にしてみてくださいね。

純米酒

「純」という漢字には、純粋、純白など「混じり気がない」というイメージがあります。これに当てはめると、「純米酒」とは混じり気のない、お米のお酒と捉えられます。つまり純米酒とは、原料に米と、米から造られた米麹、水のみを使っているという意味です。

日本酒には、味や品質を安定させるためにお米と水以外に「醸造アルコール」を加えているものもあります。しかし「純米」と表記があるものは、醸造アルコールは含まれていません。

純米酒は、お米のふくよかな甘みやコクを感じるものが多いです。お米というと、身近なのは日本人が日常的に食べている白ごはん。純米酒の甘みや旨みは、なにも味付けをしていない炊きたてのごはんに例えられることもあります。

吟醸酒

「吟醸」「大吟醸」は、メニュー表やお酒のラベルの表記のなかでも遭遇する頻度がかなり高い用語です。普段はあまり使わない漢字が並んでいるため分かりづらいですが「“吟”味して“醸”したお酒」という意味があります。

ごはんとして食べるお米も糠を取り除くための「精米」を行いますが、日本酒造りの際も同様に、お米を磨きます。「吟醸」の文字が入っている日本酒はお米を贅沢に磨き、香りや味わいをより楽しめるように造られたお酒です。フルーツを思わせるような、パッとその場が華やぐ香りが特徴。

吟醸酒、大吟醸酒は酒蔵にとっての自信作であることも多く、品評会に出すためにじっくりと吟味して造っているものが多いです。その蔵の自慢のお酒を飲みたいときに、選んでみるとよいでしょう。

日本酒の種類についてもっと詳しく知りたい人はこちらの記事もご覧ください

生酒

「生」がつく食べものが流行しており、生キャラメル、生チョコなどが好きな人も多いはず。とろける食感を「生」と表現することがありますが、本来「生」とは「加熱をしていない、新鮮」という意味です。

日本酒の場合も同じように「生酒」とは、加熱をしていないお酒を指します。通常、日本酒造りの工程では殺菌や品質維持を目的に「火入れ」と呼ばれる2回の加熱処理を行います。「生酒」とは、その加熱処理を2回とも行っていないという意味です。

野菜で例えると、しっかりと加熱調理した温野菜も美味しいけれど、生のまま丸かじりすると、新鮮さやみずみずしさを感じますよね。日本酒も同じように、生酒の場合は搾りたてのフレッシュな味わいを楽しめます。

原酒

コンビニやスーパーに並んでいるコンパクト酒のなかでも、よく見かける「原酒」。「原」の字には「もともとの」という意味があり、身近な言葉だと「原料」「原液」などにも用いられています。これに当てはめて考えると、「原酒」とは「もともとのお酒」と捉えられますね。

日本酒造りでは「割水(加水)」といって、お酒に水を加える工程があります。しかし、原酒の場合は割水を行っておらず、ジューシーでギュッとした濃密な味わいになるのです。例えば、カルピスの原液を水で割らずに飲むとしっかりと濃い味わいになりますが、水を加えると濃さが変わりますよね。それと同じように、原酒は「割っていないから味わいが濃密」と考えると分かりやすいです。

これら4つの言葉の意味がなんとなく分かるようになると、以下のような組み合わせの用語も理解できるかもしれません。

  • 純米吟醸
    「純米」+「吟醸」=お米と米麹だけで造った、香り高いお酒
  • 生原酒
    「生酒」+「原酒」=加熱していない新鮮さと、水を加えていない濃密な味わいが合わさったお酒

パズルを組み合わせるように、漢字の意味を繋げるだけでも味や香りが想像できるようになります。

日本酒を選ぶ際、メニューやラベルにどんな言葉が記載されているかぜひじっくりと読んでみてください。

用語がわからなくても日本酒は楽しめる!AIで自分の好みの日本酒診断ができる場所

用語が分かると日本酒選びの幅は広がりますが、なりより大切なのは、実際に飲んでみて「美味しい」と感じること。最近では、知識がなくても好みの日本酒に出会えるAI診断ツールを取り入れている店舗も増えてきました。

ここでは、AIを使って日本酒選びができるお店を紹介します。「店員さんに聞くのはちょっと緊張する……」という人も気軽に利用できるのが、AI診断の大きなメリット。ぜひ参考にしてみてくださいね。

八重洲いしかわテラス

  • 八重洲いしかわテラス

東京駅八重洲中央口より徒歩4分の石川県のアンテナショップ「八重洲いしかわテラス」日本酒がずらりと並ぶショーケースの横に、AI日本酒ソムリエ「KAORIUM(カオリウム)」が設置されています。

  • 「八重洲いしかわテラス」のショーケースとAI日本酒ソムリエ

タブレットに表示される質問に答えていくだけで、石川県のお酒のなかから自分に合うものをAIが診断。銘柄や用語が分からなくても「飲みやすい」「フルーティー」など簡単な言葉のなかから自分に当てはまるものを選べばOKです。

  • 「八重洲いしかわテラス」のAI日本酒ソムリエで診断をする女性

店内の「茶バル」では飲食も可能なので、自分の好みに合う日本酒が見つかったら、その場で1杯飲んでみるのもおすすめです。(※メニューは施設へご確認ください。)

<店舗情報>
住所:東京都中央区八重洲2丁目1−8 八重洲Kビル1F
アクセス:銀座線・東西線・都営浅草線「日本橋駅」A7出口より徒歩5分
東京メトロ銀座線「京橋駅」7番出口より徒歩5分
JR「東京駅」八重洲中央口より徒歩4分
営業時間:10:30~20:00
Web:https://ishikawa-antenna.jp/
電話番号:03-6225-2177

THE NIIGATA

  • THE NIIGATA

銀座にある新潟県のアンテナショップ「THE NIIGATA」でも、AI日本酒ソムリエ「KAORIUM」を導入。

「THE NIIGATA」は、とにかくお酒の種類が豊富!約40種類ものなかから日本酒の飲み比べを楽しめます。これだけ種類があるとどれを飲むか迷ってしまいますが、そんなときこそAI日本酒ソムリエの出番です。味の好みだけでなく「どんなときに飲みたいか」なども気分も入力することで、自分にぴったりの1本を選んでくれます。

  • THE NIIGATAのAI日本酒ソムリエで診断する女性

  • THE NIIGATAの試飲機「のまっせ」で試飲する手元

AIに診断してもらったものをその場で飲めるのも、嬉しいポイント。飲み比べをしながら、お気に入りの1本を見つけてみてくださいね。

新潟県のアンテナショップについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事も

<店舗情報>
住所:東京都中央区銀座5-6-7
アクセス:東京メトロ「銀座駅」B5出口より徒歩2分
営業時間:新潟清酒・THE SAKE Stand 12:00~19:30(休業日:1/1~1/3) ※チケット購入は19:00まで
Web:https://the-niigata.jp/
電話番号:03-6280-6635

中部国際空港セントレア

愛知県をはじめとする中部地方の空の玄関口「中部国際空港セントレア」にもAI日本酒ソムリエ「KAORIUM」が導入されています。

  • 中部国際空港セントレアの売り場にあるAI日本酒ソムリエ

自分で飲む用にはもちろん、誰かにお土産としてお酒を選びたいときにも、AI診断が便利。日本語のほかに英語、中国語(簡体字・繁体字)の多言語に対応しているので、海外からの知人・友人と一緒に選ぶ際にも安心です。AIが提示する「お酒番号」と売場の棚が連動しているので、売場で迷う心配もありません。

  • 中部国際空港セントレアの売り場とAI日本酒ソムリエが連携した棚

空港内の以下の店舗に設置されているので、ぜひ探してみてくださいね。

  • Centrair Duty Free 第2ターミナル店/第2ターミナル 2階 国際線出発制限エリア内
  • 空乃酒蔵/第1ターミナル 3階 国際線出発制限エリア内
  • 酒・タバコ店/第1ターミナル 3階 国際線出発制限エリア内
  • セントレア銘品館/第1ターミナル 3階 出発ロビー(非制限エリア)

用語は日本酒の楽しみ方を広げる“きっかけ”。興味が湧いたら、少しづつ意識してみて

  • 日本酒をおちょこに注ぐ手元

日本酒にまつわる用語は「覚えないと楽しめないもの」ではなく、楽しみ方の幅を広げるきっかけとなるもの。難しく考えずに、まずは気軽にいろいろな日本酒を飲んでみてください。「これってどういう意味だろう?」と興味が湧いたときに、ぜひ本記事を読み返してみてくれると嬉しいです。

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