名古屋駅から徒歩圏内! 気軽な昼飲みもおしゃれなディナーも楽しめる注目エリア「円頓寺・四間道界隈」で日本酒が飲める店7選プラス1

  • 円頓寺商店街入口

名古屋駅から徒歩圏内にある「円頓寺(えんどうじ)・四間道(しけみち)界隈」は、名古屋の中で急速に注目を集めているエリア。名古屋でも最も古い商店街である「円頓寺商店街」や「円頓寺本町商店街」にはここ数年で新しいお店が続々とオープンし、昔ながらの商店街の風情とフレッシュでスタイリッシュな雰囲気が融合した、魅力的な商店街へと生まれ変わりつつあります。

  • 円頓寺本町商店街

    円頓寺本町商店街

また、円頓寺商店街に隣接する「四間道」界隈は、江戸時代に商人の町として発展したエリア。商家の町屋や土蔵などの古い町並みが戦災を免れてそのまま残されており、名古屋駅のすぐ近くにありながらも歴史の香りが感じられる観光スポットとして人気を集めるようになりました。最近は、古い町屋や土蔵を改装したレストランやバーなどが急速に増加し、名古屋グルメの新たな集積地としても注目されています。

  • 四間道界隈

    四間道界隈

そんな円頓寺・四間道界隈には、日本酒ファンなら足を運びたくなる飲食店も続々とオープン。この記事では、円頓寺・四間道界隈で日本酒をめいっぱい楽しめるお店を厳選7店舗プラス1にてご紹介します。

※商品内容・価格等は2025年9月現在のものとなっています。

■立呑み お酒の神様

円頓寺界隈の“せんべろ”の聖地! こだわりの日本酒とおいしいおつまみで気軽に昼飲みも楽しめる

  • 立呑み お酒の神様 外観

「立呑み お酒の神様」は名古屋駅からも近い円頓寺本町商店街西側入口の近くにある立ち飲み居酒屋。日本酒をはじめとした豊富なお酒とおいしいおつまみをリーズナブルに楽しめる、円頓寺・四間道界隈きっての“せんべろの聖地”として知られるお店です。

  • 立呑み お酒の神様 店内

    席は全て立席のみ アーケードがあるので店外の席も雨が降っても安心

日本酒のメニューは固定されておらず、瓶が1本空いたら次の日本酒に切り替わるスタイル。季節のものを中心に、大将が純米にこだわって選んだ日本酒が常時5~6種類ラインナップされ、1杯500円~550円程度のお値打ち価格で楽しめます。その日に提供されている日本酒を店頭のホワイトボードに掲示。コップに並々と注がれた日本酒に口元を近づけてすすっていただくのも醍醐味です。

月~土は11時半から、日祝は12時から営業。平日でも昼飲みを楽しめます。

「立呑み お酒の神様」のおすすめペアリングはこれ!

  • マグロの中落ち、Di Estate Cicala(株式会社みいの寿/福岡県)

「お酒の神様」でぜひ注文したいのが「マグロの中落ち」。北部市場から特別に仕入れているというマグロの中落ちはツヤッツヤに輝いており、きめ細やかな身質と赤身ならではの濃厚な旨味はどこをとっても極上のおいしさです。

取材当日の日本酒ラインナップの中では、「Di Estate Cicala(株式会社みいの寿/福岡県)」と会わせるのが特におすすめとのこと酵母由来のリンゴ酸が多く含まれる「Di Estate Cicala」は、果物感のあるすっきりとした甘酸っぱさが特徴で、マグロの濃厚な味わいによく似合います。

「中落ち+地酒セット」なら単品価格の合計より50円引きでお得に楽しめるのも魅力。「お酒の神様」に行ったら最初に頼むのがおすすめです。


立呑み お酒の神様
所在地  名古屋市西区那古野2-12-5

営業時間 月 11:30~14:00 / 火~土 11:30~21:00 / 日 12:00~19:00
     ※月曜日が祝日の場合には12:00~19:00まで営業し、翌火曜日は11:30~14:00にて営業
定休日  不定休
公式SNS  https://www.instagram.com/osakenokamisama_endoji/

■魚・野菜・酒 しゃばらむ

名古屋では非常に珍しい「八海山」専門店! 絶品の魚料理とともに八海山を楽しめる

  • 魚・野菜・酒 しゃばらむ 外観

「魚・野菜・酒 しゃばらむ」は円頓寺本町商店街の東側入口(江川線側)の近くにある魚がメインの料理店。名古屋の食を支える「名古屋市中央卸売市場 北部市場」から新鮮な魚介類を毎日仕入れ、季節に応じたさまざまな料理に仕立てて提供しています。

中でも「しゃばらむ」の名物となっているのが「魚の焼肉」。お刺身でも食べられる魚介類を自分の好みに焼きながらいただく珍しいスタイルのメニューです。焼かずに生で食べてもよし、さっと炙って半生でもよし、しっかり焼くのももちろんよしと、魚介類のさまざまなおいしさが再発見できます。

  • 魚・野菜・酒 しゃばらむ 店内

    カジュアルな雰囲気の店内で、絶品の魚料理と「八海山」を堪能できます

「しゃばらむ」のもう一つの特徴が、名古屋では非常に珍しい「八海山」オンリーの日本酒ラインナップ。「食事との相性が一番良いお酒」というオーナーのこだわりから、あえて「八海山」のみに絞って品揃えしています。定番から通好みの1本までさまざまな「八海山」が揃っており、八海山同士を飲み比べできるのがしゃばらむの魅力。蔵元とのつながりも深く、時季によっては名古屋ではここでしか飲めない「八海山」も登場するそうです。

「しゃばらむ」ではランチタイムも営業しており、営業時間中であれば昼飲みOKとのこと。平日はランチメニューの人気も高くお店が混雑することもあるため、特に土曜日が昼飲みにおすすめとのことでした。

「魚・野菜・酒 しゃばらむ」のおすすめペアリングはこれ!

  • 八海山ちょい呑みセット

若い人にもっと日本酒を楽しんでもらいたいという思いから、「しゃばらむ」では「八海山ちょい呑みセット」の提供を10月頃からスタート予定とのこと。八海山1合または八海山飲み比べに、お刺身1品とおばんざい2品が付いたお得なメニューが登場します。

取材当日の「カツオのたたき」「バイ貝の煮付け」「ポテトサラダの塩辛のせ」の3品がセットに登場。どれも魚介類の美味しさを堪能できるおいしさで、ついつい日本酒が進んでしまいます。セット内容は日替わりなので当日のお楽しみ。日本酒初心者の方なら、最もスタンダードな「特別本醸造 八海山(八海醸造/新潟県)」から合わせるのがおすすめとのことでした。


魚・野菜・酒 しゃばらむ
所在地  名古屋市西区那古野2-19-25

営業時間 月~土 11:30~14:00、17:30~23:00
定休日  日・祝
公式SNS  https://www.instagram.com/syabaram/

■酒都和縁

日本酒を常時150種類以上ラインナップ! 平日でも昼飲みもできる日本酒好きのためのお店

  • 酒都和縁 外観

「酒都和縁(しゅとわえん)」は円頓寺本町商店街の入口すぐ近くの江川線沿いにあるお店。2024年2月に伏見(名古屋市中区)から現在の場所に移転オープンしてからも、日本酒が豊富に揃うお店として多くの日本酒ファンたちがこぞって足を運んでいます。

「だんだんと増えていった」と店主さんが話す日本酒のラインナップは常時150種類以上と、円頓寺・四間道界隈では随一の品揃え。東海三県のものを中心に約10種類が定番メニューとして用意されている他、店主や日本酒好きのスタッフがきき酒をして選んだ全国各地の日本酒がその時々に応じて入れ替わりながら提供されています。

  • 酒都和縁 店内

    店内は明るくカジュアルな雰囲気 スタッフ渾身の日本酒ボードは必見です

日本酒ファンに人気の銘柄はもちろん、タイミング次第では一般の流通には乗らない稀少酒との出会いも待っているのが「酒都和縁」の魅力。コースメニューでは、定番日本酒10種類が飲み放題になることに加え、その他の豊富な日本酒も全て半額で楽しめるお得な飲み放題プランも注文可能です。

「酒都和縁」のおすすめペアリングはこれ!

  • あん肝 旨煮、敷嶋 夢山水 特別純米 無濾過生原酒(伊東株式会社/愛知県)

「酒都和縁」でぜひ注文したい秋から春にかけての店主さんイチオシメニューが新鮮なあん肝をざらめ・しょうゆ・日本酒などで甘辛く炊き上げた「あん肝 旨煮」。じっくり炊かれたあん肝はダシがしっかり染みこんでおり、魚料理のおいしさと肝ならではのおいしさを揃って楽しむことができます。気になる臭みは一切ないため、肝系が苦手という方でもこれなら食べられるという方が多いとのこと。濃厚な味わいのうま煮とのペアリングには、しっかりとした米の旨味が感じられる「敷嶋 夢山水 特別純米 無濾過生原酒(伊東株式会社/愛知県)」がおすすめとのことでした。


酒都和縁
所在地  名古屋市西区那古野2-20-3

営業時間 月~金 12:00~15:00、17:00~23:00(料理L.O. 22:00、ドリンクL.O.22:30)
土・祝 17:00~23:00
定休日  日(月曜日が祝日の場合には日曜日を祝日扱いとして営業し、翌月曜日に定休日を振替)
公式SNS  https://www.instagram.com/shutowaen/

■イトーヤ 那古野店

2025年5月オープン! 絶品おでんと一緒に昼飲みも楽しめる円頓寺界隈のニューフェイス店

  • イトーヤ 那古野店 外観

「イトーヤ 那古野店」は円頓寺本町商店街の江川線側入口すぐ近くに2025年5月にオープンしたニューフェイスのお店。下町を感じられるアットホームな店内で、おでんや串揚げ、季節感あふれるおばんざいとともにお酒を楽しめます。

今回紹介するお店の中では最も早い毎日11時から営業しており、昼飲みが可能なのも大きな魅力。カウンター席もあるため、気軽な一人飲みを楽しむのにもピッタリです。

  • イトーヤ 那古野店 店内

    広々とした居心地の良い店内 カウンターにはその日のおばんざいがズラリと並びます

日本酒の品揃えは常時3~5種類で、季節に合わせたものをラインナップしているとのこと。メジャーなものではなく、できるだけ珍しい日本酒を中心に揃えるのがこだわりです。自分の好みをスタッフに伝えながら日本酒を選んでもらうこともできます。

「イトーヤ 那古野店」のおすすめペアリングはこれ!

  • おでん盛り合わせ、Te to Te(浪乃音酒造株式会社/滋賀県)

「イトーヤ」に行ったら絶対に頼みたいのが、看板メニューの「おでん盛り合わせ」。名古屋では味噌だれをつけたり味噌つゆで煮込むおでんが親しまれていますが、「イトーヤ」ではあえてダシつゆでいただくスタイルのおでんを提供。手間暇かけてじっくりと炊かれたおでんは、どれも素材の輪郭がくっきりと感じられ、口の中でジュワッと広がるおいしさがたまりません。

取材当日の日本酒ラインナップの中では、しっかりとした米の味わいを感じる純米吟醸酒「Te to Te(浪乃音酒造株式会社/滋賀県)」がおすすめとのこと。「おでんの出汁割り」もぜひ楽しんでもらいたいとのことでした。


イトーヤ 那古野店
所在地  名古屋市西区那古野2-20-2

営業時間 全日 11:00~24:00
定休日  なし
公式SNS  なし

■ぽろ ホームメイドキッチン 円頓寺店

「ただいま!」と言いたくなるおばんざいとこだわりの日本酒を楽しめるアットホームなお店

  • ぽろ ホームメイドキッチン 円頓寺店 外観

「ぽろ ホームメイドキッチン 円頓寺店」は江川線の東側・円頓寺商店街から少し路地に入ったところにあるおばんざいメインのお店。日本の文化である「米」にこだわっており、米を原材料とする日本酒も豊富に揃っています。

米との相性を考えて作られたおばんざいの数々は、もちろん日本酒との相性も抜群。アットホームな雰囲気とホッとするおいしさのおばんざいに誘われて、仕事帰りに「ただいま!」と言いながら毎日でも寄りたくなる素敵なお店です。

  • ぽろ ホームメイドキッチン 円頓寺店 店内

    店内には日本酒のラベルがいっぱい! アットホームな雰囲気に癒やされます

お米にこだわった「ぽろ ホームメイドキッチン」ではおよそ30種類の日本酒を常時ラインナップ。東海地方の日本酒と全国から厳選した日本酒がそれぞれ約15種類用意されています。

バリエーションも豊富で、同じ銘柄でも季節感が感じられるよう、その時々に合わせたものをメニューに入れているとのこと。日本酒をたっぷり楽しんだ後は、お店の名物である幻の米とも言われる「ミネアサヒ」を炊き上げた釜飯で〆るのがおすすめです。

平日は11時30分から13時30分までランチ営業を実施しており、昼飲みもOK。土日祝は15時から夕飲みを楽しめます。

「ぽろ ホームメイドキッチン 円頓寺店」のおすすめペアリングはこれ!

  • おばんざい盛合わせ、「二狼2025(丸石醸造株式会社/愛知)」、「勲碧 純米吟醸 ひやおろし 夢吟香 無濾過一回火入れ」

「ぽろ ホームメイドキッチン」のおすすめメニューはなんといっても「おばんざい盛合わせ」。大・中・小と3つのサイズがあり、2~3人前相当の中サイズはその日のおすすめおばんざいが3種類セットになって提供されます。取材当日は「カボチャのオランダ煮」「鶏もも肉の南蛮漬け」「いぶりがっこポテトサラダ+トマトのマカロニサラダ」というラインナップ。どれもホッとする味わいで、このおばんざいをお目当てに毎日“帰って”きたくなるようなおいしさです。

ペアリングする日本酒は、骨太でやや辛口の味わいが楽しめる「二狼2025(丸石醸造株式会社/愛知)」や、マスカットを思わせる吟醸香と米の旨味を楽しめる「勲碧 純米吟醸 ひやおろし 夢吟香 無濾過一回火入れ」とのおすすめとのことでした。


ぽろ ホームメイドキッチン 円頓寺店
所在地  名古屋市西区那古野1-6-18

営業時間 月~金 11:00~13:30、17:00~23:00 / 土日祝 15:00~23:00 (L.O.22:00)
定休日  なし
公式SNS  https://www.instagram.com/poroenndouji/ 

■鉄板dining香音

和と洋が融合した鉄板料理とともに日本酒を楽しめる、とっておきのお店

  • 鉄板dining香音 外観

「鉄板dining香音(かのん)」は四間道界隈の路地にある鉄板焼メインのレストラン。名古屋の和食店と鉄板焼専門店で修業を積んだ店主が生み出す独創性にあふれた鉄板焼きメニューが豊富に揃う注目のお店です。

ステーキや野菜料理だけでなく、市場から直接仕入れた鮮魚を使ったお刺身や海鮮メニューも充実。鉄板で焼き上げるだし巻き卵など鉄板焼きならではの「香り」や「音」も楽しめるメニューも人気を集めています。テーブル席や個室もあり、会食や記念日ディナーなどのシチュエーションに合わせた利用にもピッタリです。

  • 鉄板dining香音 店内

    落ち着いた雰囲気で楽しめるカウンター席 店内の至る所にある「猫」アイテムにも注目です

日本酒は常時20種類程度をラインナップ。固定のメニューはなく、季節に合わせながらその時々でおいしいと思ったものを、全国各地の蔵元から厳選しています。料理や好み合わせながら楽しめるよう、幅広いバリエーションになるよう意識して揃えているそうです。

メニューには載っていない日本酒が用意されていることもあり、タイミングが良ければめったに手に入らない稀少な日本酒と出会えることもあるとのこと。ワインの品揃えも充実しており、日本酒と同じようにその時々に合わせた“リーズナブルでベストなワイン”を楽しめます。

「鉄板dining香音」のおすすめペアリングはこれ!

  • 枝豆のクリームリゾットコロッケとキノコのソテー、二兎とKTとあいちのおこめ 夢吟香 生酒(丸石醸造株式会社/愛知県)

「鉄板dining香音」で、秋のシーズンにおすすめなのが「枝豆のクリームリゾットコロッケとキノコのソテー」。和のテイストを強めるために牛しぐれの炊き込みご飯を炊いてからリゾットに仕立て、一口サイズに丸めて衣をつけて揚げるという、非常に手間暇のかかった一品です。

和食と洋食の双方の経験をもつ店主の卓越した技術から生まれるのは、洋風の味わいと和のテイストが融合した極上の味わい。ペアリングには、地元の酒蔵と農家がタッグを組んで作り上げた綺麗な味わいが特徴の「二兎とKTとあいちのおこめ 夢吟香 生酒(丸石醸造株式会社/愛知県)」がおすすめとのことでした。


鉄板dining香音
所在地  名古屋市西区那古野1-18-5

営業時間 火~日 18:00~23:00
定休日  月
公式SNS  https://www.instagram.com/teppandiningkanon/

■SAKE BAR 圓谷

「蓬莱泉」関谷醸造直営の日本酒レストラン&バー 蔵元直営店ならではの限定酒に注目

  • SAKE BAR 圓谷 外観

四間道界隈の美濃路沿いにある「SAKE BAR 圓谷(まるたに)」は、「蓬莱泉」など数々の銘酒で知られる愛知県設楽町の関谷醸造株式会社が直営する日本酒レストラン&バー。奥三河の食材を中心とした和を感じさせる料理とともに、関谷醸造の銘酒の数々を楽しめる人気店です。

お店の建物は、江戸時代に尾張藩の御用商人であった川伊藤家の築160年以上を数える米蔵を改装したもの。落ち着いた雰囲気の店内には、テーブル席をメインとしたレストランスペースとカウンタースタイルのBARスペースが設けられており、シチュエーションに合わせて利用できます。

  • SAKE BAR 圓谷 店内

    落ち着いた雰囲気のBARスペース カウンター席で気軽に日本酒とおつまみを楽しめる

日本酒は時季に合わせたものが常時20種類程度ラインナップ。蔵元直送の生原酒である「圓」「谷」をはじめとした一般には小売りされていない日本酒を楽しむことができるのは、蔵元直営店ならではの醍醐味です。日本酒ファンには、関谷醸造の様々な日本酒を料理とともに飲み比べしながら学べる「ペアリングコース(要予約)」もおすすめです。

「SAKE BAR 圓谷」のおすすめペアリングはこれ!

  • 銀鱈の酒粕味噌焼、一念不動 純米大吟醸 夢山水(精米歩合45%)

蔵元直営の「SAKE BAR 圓谷」ならではのおすすめメニューは、蓬莱泉の酒粕を用いた「銀鱈の酒粕味噌焼」。酒粕と味噌を合わせた漬け地に銀鱈をじっくりと漬け込むことで、甘くしっとりとした上質のおいしさに仕上がっています。酒粕漬けにありがちなお酒臭さは一切な、全体がちょうどいいバランスに。丁寧な手仕事を深みのある味わいは、日本酒がはかどること間違いなしです。

これに合わせる日本酒は、地元奥三河産の酒米である夢山水を用いた「一念不動 純米大吟醸 夢山水(精米歩合45%)」が特におすすめとのこと。キレのある味わいの日本酒としっとりと深みのある料理のペアリング、言うまでも無く抜群です。


SAKE BAR 圓谷
所在地  名古屋市西区那古野1-37-17
営業時間 日~木 17:00~23:00 / 金・土・祝前日 17:00~24:00
(フードL.O.は閉店1時間前、ドリンクL.O.は閉店30分前)
定休日  不定休
公式Webサイト  https://www.sakebar-marutani.jp/sake-bar.html 

■上野屋本店【プラス1】

大正5年創業 名古屋・円頓寺界隈で100年以上愛され続ける老舗大衆酒場

  • 上野屋本店 外観

プラス1枠として紹介するのは、円頓寺界隈で100年以上にわたり愛され続けてきた「上野屋本店(うえのやほんてん)」。大正5年に創業し、現在は5代目店主がお店を受け継ぐ「とんやき」の名店です。

炭火で香ばしく焼き上げ、長年継ぎ足してきた秘伝の「テリ」を絡めた「とんやき」は創業当時から受け継がれてきた名古屋名物。他にも串カツや味噌おでん、豚軟骨の煮込みなど、名古屋の下町文化で愛されてきた絶品料理とともにお酒を楽しめます。

  • 上野屋本店 店内

    100年以上の老舗ながら、店内は明るく居心地の良い雰囲気

日本酒のラインナップは燗酒も楽しめる「大関」と冷酒の「辛丹波」の2種類のみ。どちらも香ばしく焼き上がったとんやきにピッタリで、大正・昭和・平成・令和と名古屋で受け継がれてきた伝統の味わいが心地良いほろ酔い気分を誘います。

土曜日は16時から営業しているので日が高いうちからの夕飲みもおすすめです。

  • とんやきと辛丹波

    名物の「とんやき」と辛丹波のペアリングは、いつまでも飲んでいられるおいしさです

上野屋本店
所在地  名古屋市西区那古野2-20-11

営業時間 月~金 17:00~22:00 /土 16:00~21:30
     ※月~金は11:30~13:30にランチ営業も実施(日本酒の提供はなし)
定休日  日・祝
公式Webサイト  https://www.instagram.com/uenoya_honten/

名古屋駅から徒歩圏内の円頓寺・四間道界隈にはおいしく楽しい日本酒の店がいっぱい!

名古屋で最も古い商店街と歴史風情漂う古い町並が交差する円頓寺・四間道界隈。今回の記事をまとめるために改めて訪問してみると、日本酒を楽しめる個性豊かなお店がどんどんと増えていることを実感しました。
一人でも気軽に楽しみやすいお店から大切な人との記念日に行きたいとびっきりのお店までバリエーション豊かに揃っているのが円頓寺・四間道界隈の大きな魅力。また、名古屋駅からも歩いて行くことができるのも日本酒好きにとってうれしいポイントです。円頓寺・四間道界隈で日本酒巡りを楽しめば、お気に入りのお店がきっと見つかります。

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