「獺祭」が水と環境の未来に貢献 「旭酒造記念財団」設立、2025年度の助成対象者を発表

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    「旭酒造記念財団」設立

日本酒「獺祭」を製造する株式会社獺祭(山口県岩国市)は、水や自然環境に関する研究・活動を支援するため、2023年に「一般財団法人 旭酒造記念財団」を設立しました。2025年4月には内閣府から公益認定を受け、「公益財団法人 旭酒造記念財団」へと移行。酒造りの根幹である豊かな水資源を守り、持続可能な社会の発展に貢献することを目指します。

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総額1250万円の助成金贈呈式を開催

今年度は合計28件の応募の中から、助成対象者を選定。研究には上限200万円/件  助成予定総額最大1000万円、活動には上限50万円/件  助成予定総額最大250万円を助成します。

2025年6月22日には、山口県岩国市の獺祭本社で助成金贈呈式を執り行い、大学院生を含む受賞者が表彰されました。

受賞者の研究テーマは「河川流域内の水生植物の地理的遺伝構造を考慮した効率的な保全策の検討」や「社会水文学による流域治水の統合的評価フレームワークの検討」「マレーシアペナン州における持続可能な流域開発に向けた環境正義の実現」など多岐にわたり、今後の成果に期待が寄せられています。

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