「箕輪門」(大七酒造/福島県)を福島時代の忘れられない思い出と共に~アナウンサー長江麻美の日本酒日記#21
日本酒大好きアナウンサー、テレビ愛知長江麻美が「アラサーのリアルな日本酒ライフ」をお届けするシリーズ「アナウンサー長江麻美の日本酒日記」。いよいよ今回福島旅編のラストです!
福島旅の記事はこれでラスト!
これまで3回に渡り福島旅での思い出を記事にしてきましたが、いよいよ今回がラスト!ラストを飾るのにふさわしいかどうかは分かりませんが、私と日本酒の切っても切れない苦めの思い出を交えて書かせていただきます。
さて、せっかく福島へ行ったのだから美味しいものを愛知の皆様にも味わってほしくてお土産をたくさん買って帰りました。「SAKETOMO」の酒豪部長には福島県の3地方(会津・中通り・浜通り)それぞれのお酒が飲み比べられるというスペシャルセットをプレゼント!そして、もちろん自分にも日本酒を買って帰りました。
苦き良き思い出の一杯 箕輪門(大七酒造/福島県二本松市)
それが、大七酒造の「純米大吟醸箕輪門(みのわもん)」です。
なぜこのお酒を選んだのか。それは、このお酒には忘れられない苦き良き思い出があるからです。
あれはアナウンサー3年目の中継での出来事です。お中元にオススメのものを紹介するというコーナーでデパートの店員さんがオススメしてくれたのが「箕輪門」でした。
私はグラスに注いでもらい、「グビグビグビ~~~~」っとビールのように一気飲みしました。「はあ♡美味しい!!」
次に紹介してくれたのは、すき焼きセットです。高級肉を卵にくぐらせパクリといただくと
もう一度、箕輪門を「グビグビグビ~~~~~」。
さらに、中継の最後にもグラスに注がれた箕輪門を気持ちよく飲み干しました。10分ほどの中継で3度の一気飲み。1合以上の日本酒を頂きました。
最高の気分で会社に戻った私でしたが・・・、中継を見ていたアナウンス部長に「あのお酒はああいう飲み方をするお酒じゃない。口に少し含んで繊細さを味わうものだ。」さらに先輩の女性アナウンサーにも「今日の飲み方は品がなかったよね。」しっかりと怒られました。
それもそのはず。私がグビグビと飲んだ『箕輪門』は精米技術にこだわり数々の受賞歴を誇る高級な日本酒だったのです。すっきりと飲みやすくなめらかで繊細な舌触りの日本酒を喉で感じようとするなんて・・・今考えたらあり得ないですよね。
ただ、私の日本酒好きが福島県民に定着したのは間違いなくあの中継です。いまだにあの中継を覚えていると声をかけてくれる方もいるくらい。(忘れてほしいけど・・・笑)という訳で、反省はしていますが後悔はしていません!箕輪門、私を成長させてくれてありがとう。
あれから6年。今度は舌触りの繊細さを感じながら、ゆっくりと頂きました。合わせたのは、こちらも福島で自分へのお土産に買ってきた『香の蔵』の『クリームチーズのみそ漬』です。
ゆっくり味わっていたら、福島の風景や福島での思い出も浮かんできてとても良い時間になりました。
先輩方、正しい飲み方を教えてくれてありがとうございました!そして、久しぶりに行っても「おかえり~」と迎え入れてくれた福島の皆様ありがとうございました。本当に嬉しかったです。
日本酒で福島と愛知、そして全国、世界が繋がったらいいな…なんてどでかい夢を密かに持って、これからも記事を楽しく書かせていただきます!
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