おすすめのスパークリング日本酒とは？ パーティーにもピッタリな人気銘柄を酒屋さんに聞きました！

「スパークリング日本酒」はシャンパンのような「炭酸が含まれた日本酒」です。作り方は2種類あり、発酵を終えて完成した日本酒に炭酸ガスを加える「炭酸ガス注入方式」と、日本酒を発酵途中の段階で濾して瓶に詰めて二次発酵させる「瓶内二次発酵方式」のものがあります。瓶内二次発酵方式は、シャンパンと同じような作り方です。

以前は「炭酸ガス注入方式」が多かったのですが、ここ最近は「瓶内二次発酵方式」のものも増えております。2017年には瓶内二次発酵方式でスパークリング日本酒を造る蔵元が集まり「AWA酒協会（ https://awasake.or.jp/ ）」を立ち上げています。

この他、にごり酒の一種である「活性にごり酒」にも炭酸を含むものがあります。

飲みやすいものが多いですね。特に「瓶内二次発酵方式」のスパークリング日本酒は二次発酵の過程で自然に生じた炭酸が溶け込みますので、泡が柔らかく丸みがあり、優しい味わいです。また、瓶もシャンパンのようなおしゃれなものが多くなっています。

スパークリング日本酒は食前酒に向いています。4合瓶（720～750ml）や2合瓶（300～360ml）で販売されているものが多いのですが、飲みきれるサイズのものを選んでいただくと良いかと思います。冷やして飲んで頂くのがおすすめですね。チーズや生ハムなどとも相性がいいので、ホームパーティーなどで楽しんでみてはいかがでしょうか。

シャンパンを思わせるようなおしゃれな瓶が目を引く「MIZUBASHO PURE」は当店でも人気のあるスパークリング日本酒です。AWA酒協会を立ち上げた永井酒造が作っているスパークリング日本酒で、瓶内二次発酵方式のものとしては比較的早い時期から作られているものとなります。瓶内二次発酵ならではのきめ細やかな泡で優しい口当たりのお酒です。

愛知県設楽町にある関谷酒造が手がける「蓬莱泉 HOURAISEN スパークリング」もおすすめです。アルコール度数は10度と日本酒としてはやや低めとなっています。瓶内二次発酵方式で作られており、すっきりとした味わいで飲みやすいスパークリング日本酒です。スパークリング日本酒の中では比較的お値打ちなものとなるので、入門編としてもぴったりです。

また、古代米の一種である赤米を使用して造られた「蓬莱泉 ロゼ・スパークリング」もあります。

同じく関谷酒造が造る「蓬莱泉 純米大吟醸 スパークリング PLATINUM」は、愛知県農業総合試験場で育成された酒米「夢山水」を精米歩合30％まで磨き上げた、とびっきりのスパークリング日本酒です。純米大吟醸ならではのフルーティーさを持った吟醸香と、柔らかで上品な味わいを楽しむことができます。「蓬莱泉 HOURAISEN スパークリング」と飲み比べて違いを楽しんでもらうのもおすすめです。