福岡・宗像に、創業300年の老舗酒蔵「伊豆本店」が来年1月7日、"魅せる酒蔵"として復活!

  • 伊豆本店が手掛ける「宗像」

    伊豆本店が手掛ける日本酒「宗像(むなかた)」

だし・調味料ブランド「茅乃舎」などを展開する久原本家グループ(福岡県)が、1717年(享保2年)創業の老舗酒蔵「伊豆本店」をグループに迎え入れ、大規模なリニューアルを行いました。

2026年1月7日(水)の開業とともに発表されるのは、世界遺産の地・宗像の名を冠した新銘柄「宗像(むなかた)」。歴史ある文化と自然に寄り添いながら、酒造りの現場を見学し、味わい、学べる、体験型施設としての再出発です。

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「茅乃舎」ブランドのルーツ 300年の歴史をつなぐ物語

  • ※外観イメージ

    ※外観イメージ

「歴史や酒造の技術を今後も継承したい」という想いから、酒蔵のリニューアルが決定した新生「福岡 宗像 酒蔵 伊豆本店」。実は伊豆本店は、久原本家グループにとって母方の実家にあたる場所なんです。

久山町にある茅葺き屋根のレストラン「御料理 茅乃舎」は、かつて河邉氏が伊豆本店の茅葺き屋根を葺き替える様子を見て、その日本の原風景に感動したことが誕生のきっかけです。いわば、伊豆本店は「茅乃舎」ブランドの原点とも呼べる場所。茅葺きの建屋や煉瓦造りの煙突など、歴史の趣はそのままに、最新の設備と観光機能を備えた施設へと進化を遂げました。

BARやスイーツも楽しめる“5つのエリア”

“魅せる酒蔵”をコンセプトにした新生「伊豆本店」は、訪れた人が五感で楽しめる5つのエリアが新設されます。

醸造蔵

  • 醸造蔵

    醸造蔵を見学

蔵人たちの熱心な作業をガラス越しに見学可能。蒸米や発酵タンクなど、酒造りの裏側を間近で体感できます。

酒蔵BAR

  • 「酒蔵BAR」イメージ

    「酒蔵BAR」イメージ

昔ながらの「槽搾(ふなしぼ)り」に使われていた木箱の遺構を再利用したスタンディングバー。出来立ての日本酒の飲み比べや、ペアリングが楽しめます。

直売所

  • 「直売所」イメージ

    「直売所」イメージ

新銘柄「宗像」や限定酒の購入が可能。「茅乃舎」「椒房庵」の商品も並び、日本酒と食のマリアージュを提案します。

甘味(テイクアウト)

酒粕を使用した「宗像 花酒(はなさか)まんじゅう」や、地元の素材を使った「宗像ジェラート」など、ここだけのスイーツを提供します。

歴史展示

300年以上の酒造りを支えてきた道具や歴史資料を展示するミュージアムエリアです。

  • 中庭イメージ   ※歴史展示、甘味は中庭からすぐにアクセス可能。

    中庭イメージ ※歴史展示、甘味は中庭からすぐにアクセス可能。

世界遺産の地で醸す、新銘柄「宗像」と、復活の「亀の尾」

  • 「宗像」

    「宗像」

今回の開業に合わせてデビューするのが、新銘柄「宗像(むなかた)」です。北海道・上川大雪酒造から熟練の杜氏・若山健一郎氏を迎え入れ、福岡県産の酒米(山田錦・夢一献・寿限無)と地元の水を使用。伝統技術と最新設備を融合させ、宗像のテロワールを表現する新たな地酒が誕生しました。

さらに伊豆本店の象徴であり、一度は途絶えた幻の酒米を十一代蔵元が7年かけて復活させた銘柄「亀の尾」も製造を継続。新しさと伝統、2つの軸で宗像の酒文化を未来へと紡ぎます。

世界遺産観光の新たな拠点として、注目が集まります。

「福岡 宗像 酒蔵 伊豆本店」
所在地:福岡県宗像市武丸1060番地
開業日:2026年1月7日(水)13:00~
主な施設:醸造蔵/酒蔵BAR/直売所/歴史展示/甘味
営業時間:10:00〜18:00(予定)※開業日は13:00~
定休日:不定休

●商品概要(一部)
宗像 純米 夢一献:3,300円(税込)/720ml
宗像 特別純米 山田錦:3,850円(税込)/720ml
宗像 特別純米 寿限無:3,850円(税込)/720ml
亀の尾 純米:2,420円(税込)/720ml

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