アルコール度数5％の新感覚日本酒・月桂冠「アルゴ」9月23日より発売！ 発表会＆先行体験会をレポート

月桂冠株式会社（京都市伏見区）は、アルコール度数5％の日本酒「アルゴ」を、2024年9月23日（月・祝）から全国で発売します。ライフスタイルの多様化によりお酒にも幅広い選択肢が求められるようになってきたことで、低アルコール市場は拡大しています。また週末や限られた日のみ日本酒を飲む、という人も多く、平日でも気軽に楽しめる日本酒を提供するため、アルコール度数5％の日本酒「アルゴ」は開発されました。その味わいとは？　新商品発表会＆先行体験会の様子をお届けします。

月桂冠の新商品「アルゴ」の特徴

「アルゴ」はアルコール度数5％という軽やかな味わいでありながら、米、米麹、水のみを使用した本格的な日本酒の製法で作られています。特徴的なのは、その飲み口に感じられる酸味と、米から生まれた深いコクが同時に楽しめる点です。さらに、この商品は一般的な日本酒※と比べて約1.3倍のお米を使用しており、低アルコールながらしっかりとした飲みごたえを実現しています。この飲みやすさとコクを両立させるために、自社開発されたオリジナル酵母が使用されており、低アルコールの日本酒でも満足感のある味わいを引き出しています。また、日本酒らしい香りを引き出すために、生貯蔵を採用しており、爽やかでフレッシュな風味を楽しむことができます。このように、「アルゴ」は伝統的な技法と革新的な技術の両方を取り入れた、これまでにない新しい日本酒です。

※月桂冠「つき」との比較

開発の経緯～時代と共に求められる低アルコール日本酒

近年、ライフスタイルの多様化により、低アルコール飲料市場が急速に拡大しています。月桂冠が実施した調査によれば、多くの人が「翌日に残る」「二日酔いになりやすい」として日本酒を敬遠する傾向が見られ、特に平日に日本酒を飲む人は少なく、代わりにビールや焼酎が選ばれていることがわかりました。しかし、「低アルコールの日本酒があれば購入したい」と回答した人は53％に上り、そのニーズの高さが浮き彫りになりました。

この背景から、月桂冠はアルコール度数5％の「アルゴ」を開発。一般的な日本酒の約1/3の純アルコール量で、平日でも気軽に楽しめる日本酒を目指しています。料理や気分に合わせて、翌日を気にせず楽しめる「アルゴ」は、現代の多様なライフスタイルに対応した新しい選択肢として期待されています。

酒造とは科学だ！　月桂冠だからこそ実現できた、５％の「アルゴ」

月桂冠は1909年に日本初の酒造研究所を設置し、それ以降、酒造業界に革新をもたらしてきました。防腐剤不使用の日本酒の開発や、四季醸造システムの導入、そしてカプロン酸エチル高生産酵母の育種など、数々の技術革新に貢献してきました。 

現在、月桂冠総合研究所は「品質第一主義」を掲げ、基礎研究から商品開発まで、常に創造性を追求。日本酒初の「糖質ゼロ」やノンアルコール日本酒の開発にも成功しています。また、2021年には「Gekkeikan Studio」を立ち上げ、研究成果を反映したプロトタイプの限定商品を提供。こうした長年の研究成果により、常温流通が可能なアルコール5％の日本酒が誕生しました。

イメージキャラクターに川栄李奈さんを起用

月桂冠は、新発売「アルゴ」のイメージキャラクターとして、女優の川栄李奈さんを抜擢しました。また、川栄さんが出演する新CMを9月23日（月・祝）より放映します。常務取締役　大倉泰治さんに起用の理由をうかがうと、「川栄さんは、老若男女問わず幅広い層に人気があります。日本酒に馴染みのない人にも、長年日本酒に親しんできた人にも、全ての人に「アルゴ」を知って欲しいという願いを込めてお願いしました」と、答えてくれました。

＜川栄李奈さん＞
1995年生まれ。NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』をはじめ、『亜人』『ステップ』など映画、舞台などにも出演。2022年には、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』では主演を務めるなど、今最も期待される女優のひとり。2024年の今年は、地上派GP帯初主演作となるドラマ「となりのナースエイド」(NTV）、ヒロインとして出演し、興行収入50憶円を突破し大ヒットとなった映画『変な家』や、映画『ディア・ファミリー』、そして先日ロンドンで大千穐楽を迎えた主演舞台「千と千尋の神隠し」に出演するなど、活動の幅を広げている。

商品詳細

商品名：月桂冠 アルゴ 日本酒5.0
容量・容器／参考小売価格（消費税別）：720mLびん／880円、300mLびん／380円
アルコール度数：5％
テイスト：甘辛：甘口 濃淡：濃醇
発売日：2024年9月23日（月・祝）
販売地域：全国
【商品サイト】　https://www.gekkeikan.co.jp/products/al5/

新商品発表会＆先行体験会の様子

9月10日（火）、「月桂冠 アルゴ 日本酒5.0」の発売に先立ち、メディアやインフルエンサー向けに発表会と試飲体験会が神田明神ホール（東京都千代田区）で行われました。月桂冠　常務取締役・大倉泰治さんから月桂冠の歴史について話があり、次に営業推進部長の柴垣昭彦さんから商品開発の経緯、商品説明がされました。多くのインフルエンサーやマスコミが集まり、特に感度の高い若い女性たちの姿が目立ちました。

発表会の後、場所を移し、試飲体験会がおこなわれました。会場では、アルコール度数5％の「アルゴ」を、ストレートとロックの2種類で試飲する機会が提供されました。参加者たちは新感覚の日本酒を楽しんでおり、会場には笑い声や感嘆の声が響いていました。

「未来の日本酒はこうなるのかも？！」　驚きの試飲体験をレポート

「アルゴ」はアルコール度数5％と軽やかな飲み心地が特徴です。「アルゴ」には炭酸がなくて、味わいも非常にまろやかなので、ビールやチューハイよりもライトに感じて、ゴクゴク飲むことができます。口に含むと、ほのかな酸味が広がり、適度な飲みごたえはありながらも、全体的に穏やかな味わいが続きます。アルコールを除くなどしたわけでなく、正統な日本酒の製法を用いているため、自然な甘さとすっきりした爽快感があり、気軽に楽しめるのが魅力です。ストレート、ロック両方ともに飲みやすく、またぬる燗をしても美味しいのだとか？！　ぜひ家で試してみなくては。 

著者は一年を通して常に日本酒を飲んでおり、そのほとんどがアルコール15～18%程度です。焼酎もラムもウイスキーも嗜む私でも「アルゴ」を日常的に飲みたい、と強く思いました。かつてミネラルウォーター界に「い●はす」が登場した時のような、大きな驚きがありました。誰だって「今日はライトに飲みたいな」という夜はあるものです。この酒をスーパーやコンビニで気軽に買えるなんて最高です。月桂冠はこれまで、業界に革新をもたらしてきた酒造であり、「アルゴ」はその集大成ともいえる製品です。未来の日本酒の姿を感じさせる一杯で、今後の日本酒シーンにも影響を与えるかもしれない、と感動しました。

日本酒新時代の幕開けになるかも。刮目せよ！

日本酒未体験の若年層や、週末や記念日、正月などにしか日本酒を飲まない人、さらにすでに様々な日本酒を楽しんでいる人たちなど、幅広い層をターゲットにした日本酒「アルゴ」の発表会は、新しい日本酒文化の可能性を感じさせるイベントでした。9月23日、全国で販売開始され、川栄さん出演のCMも放映が開始されます。日本酒の新時代が幕を開けることを期待しています。今後の展開に注目してみてください。