2025年版|クラフトサケウィーク参加前に読むべき実践ガイド【現地取材付き】

  • 並ぶ日本酒瓶

六本木ヒルズに100蔵超が集う「CRAFT SAKE WEEK 2025」。中田英寿氏が厳選した蔵元が日替わりで登場し、スパークリング日本酒の最新潮流にも触れられます。現地では専用グラスを購入して試飲スタート。屋外イベントながら、料理は一流レストランが監修し、泡酒との相性も抜群です。限定銘柄や初出品も多く、毎日違う体験が味わえるのも魅力。華やかさと真摯な酒造りが出会うこの場所で、日本酒の「いま」と出会ってみませんか。

「CRAFT SAKE WEEK 2025」イベント概要

  • イベントの様子

CRAFT SAKE WEEK 2025

2025年 4月18日(金)〜29日(火・祝)開催
会場:六本木ヒルズアリーナ(東京都港区)
https://craftsakeweek.com/

コイン制で楽しむ、日本酒と料理のペアリング

  • 友人同士の集合写真

    油長酒造 山本長兵衛社長と、山陽盃酒造 壺阪専務と著者と友人たち

すべての飲食は、専用コインでの購入となります。まずは「スターターセット」からスタート!
追加コインも当日購入できます。


料理も必見!

会場には延べ15店の厳選レストランが参加予定。予約困難な人気店の味も集結します。
▼詳細はこちら  https://craftsakeweek.com/csw-2025/food-lineup/

開催時間(雨天決行)

  • 平日|15:00〜22:00(L.O. 21:30/売り歩きL.O. 21:45)
  • 土日祝|12:00〜21:00(L.O. 20:30/売り歩きL.O. 20:45)

会場アクセス(六本木ヒルズアリーナ)

  • 日比谷線 六本木駅「1C出口」直結
  • 大江戸線 六本木駅「3出口」徒歩4分
  • その他、麻布十番・乃木坂駅からも徒歩圏

支払い方法

  • クレジット:Visa/Mastercard/JCBほか
  • 電子マネー:Suica/PASMO/ICOCAなど
  • QR決済:PayPay/LINE Pay/楽天Pay ほか

参加蔵と限定酒の情報は、事前チェックがカギ!

  • 受付に並ぶ人々

各日10蔵が出展し、それぞれ3種の酒を提供。出品銘柄や限定酒の情報、売り切れ状況は公式サイトで確認できます。
▼参加蔵と銘柄はコチラ https://craftsakeweek.com/csw-2025/sake-lineup/day01/
人気酒は夕方以降に売り切れることも。お目当てがある方は、早めの来場がおすすめです。
※「★」印は、その日にしか出会えない〈CSW限定酒〉を出品する蔵元の目印です。希少な一杯を見逃さないためのガイドとしてご活用ください。

4/18(金) テーマ「泡の幕開け」

「出羽鶴」秋田清酒(秋田県)、「菊泉」滝澤酒造(埼玉県)、「南部美人」南部美人(岩手県)、「浦霞」佐浦(宮城県)、「七賢」山梨銘醸(山梨県)、「水芭蕉」永井酒造(群馬県)、★「来福」来福酒造(茨城県)、「真澄」宮坂醸造(長野県)、★「渡舟」府中誉(茨城県)、「喜多屋」喜多屋(福岡県)、「éks」JAPAN CRAFT SAKE COMPANY(東京都)
▼詳細はコチラ https://craftsakeweek.com/csw-2025/sake-lineup/day01/

4/19(土) テーマ「SAKEテロワール」

★「AKABU」赤武酒造(岩手県)、★「会津娘」高橋庄作酒造店(福島県)、★「山の井」会津酒造(福島県)、★「吉田蔵u」吉田酒造店(石川県)、★「あべ」阿部酒造(新潟県)、★「而今」木屋正酒造(三重県)、★「みむろ杉」今西酒造(奈良県)、★「賀茂金秀」金光酒造(広島県)、★「田中六十五」白糸酒造(福岡県)、★「若波」若波酒造(福岡県)
▼詳細はコチラ https://craftsakeweek.com/csw-2025/sake-lineup/day02/

4/20(日) テーマ「進化する伝統」

★「新政」新政酒造(秋田県)、★「黄金澤」川敬商店(宮城県)、★「飛良泉」飛良泉本舗(秋田県)、★「加茂錦」加茂錦酒造(新潟県)、★「播州一献」山陽盃酒造(兵庫県)、★「産土」花の香酒造(熊本県)、★「風の森」油長酒造(奈良県)、★「七本槍」冨田酒造(滋賀県)、「Tsuchida」土田酒造(群馬県)、「日日」日々醸造(京都府)
▼詳細はコチラ https://craftsakeweek.com/csw-2025/sake-lineup/day03/

4/21(月) テーマ「SAKEの自由形」

★「haccoba」haccoba-CraftSakeBrewery-(クラフトサケ・福島県)、★「稲とアガベ」稲とアガベ(クラフトサケ・秋田県)、★「流輝」松屋酒造(群馬県)、「獅子の里」松浦酒造(石川県)、★「天遊琳」タカハシ酒造(三重県)、★「白川郷」三輪酒造(岐阜県)、★「雨後の月」相原酒造(広島県)、★「雁木」八百新酒造(山口県)、「LIBROM」LIBROM(クラフトサケ・福岡県)、「庭のうぐいす」山口酒造場(福岡県)、「éks」JAPAN CRAFT SAKE COMPANY(東京都)
▼詳細はコチラ https://craftsakeweek.com/csw-2025/sake-lineup/day04/

4/22(火) テーマ「SAKE TRIP」

「吾有事」奥羽自慢(山形県)、★「一歩己」豊国酒造(福島県)、「東魅盛」小泉酒造(千葉県)、「尾瀬の雪どけ」龍神酒造(群馬県)、「嘉泉」田村酒造場(東京都)、★「津島屋」御代桜醸造(岐阜県)、「SHIKI」河武醸造(三重県)、★「奥」山﨑(愛知県)、★「ROOM」八千代酒造(山口県)、「東鶴」東鶴酒造(佐賀県)、「éks」JAPAN CRAFT SAKE COMPANY(東京都)
▼詳細はコチラ https://craftsakeweek.com/csw-2025/sake-lineup/day05/

4/23(水) テーマ「歴史が醸す一献」

★「乾坤一」大沼酒造店(宮城県)、★「生粋左馬」有賀醸造(福島県)、「福祝」藤平酒造(千葉県)、★「神蔵」松井酒造(京都府)、「小左衛門」中島醸造(岐阜県)、「初緑」奥飛騨酒造(岐阜県)、「初亀」初亀醸造(静岡県)、「月山」吉田酒造(島根県)、「百春」小坂酒造場(岐阜県)、★「福海」福田酒造(長崎県) 、「éks」JAPAN CRAFT SAKE COMPANY(東京都)
▼詳細はコチラ https://craftsakeweek.com/csw-2025/sake-lineup/day06/

4/24(木) テーマ「新風SAKE」

「六根」松緑酒造(青森県)、★「あさ開」あさ開(岩手県)、「紫宙」紫波酒造店(岩手県)、★「五十嵐」五十嵐酒造(埼玉県)、「直虎」遠藤酒造場(長野県)、★「七笑」七笑酒造(長野県)、「玉川」木下酒造(京都府)、「KURAMOTO」倉本酒造(奈良県)、「鳴門鯛」本家松浦酒造場(徳島県)、「炎杜」宗政酒造(佐賀県) 、「éks」JAPAN CRAFT SAKE COMPANY(東京都)
▼詳細はコチラ https://craftsakeweek.com/csw-2025/sake-lineup/day07/

4/25(金) テーマ「SAKE DIVERSITY」

★「天明」曙酒造(福島県)、★「雨降」吉川醸造(神奈川県)、★「旭興」渡邉酒造(栃木県)、「町田酒造」町田酒造店(群馬県)、「勝駒」清都酒造場(富山県)、★「満寿泉」桝田酒造店(富山県)、★「越弌」越後鶴亀(新潟県)、「亀泉」亀泉酒造(高知県)、「蓬莱泉」関谷醸造(愛知県)、★「義侠」山忠本家酒造(愛知県) 、「éks」JAPAN CRAFT SAKE COMPANY(東京都)
▼詳細はコチラ https://craftsakeweek.com/csw-2025/sake-lineup/day08/

4/26(土) テーマ「SAKEレジェンド」

★「伯楽星」新澤醸造店(宮城県)、★「くどき上手」亀の井酒造(山形県)、★「山和」山和酒造店(宮城県)、★「山本」山本酒造店(秋田県)、★「冩樂」宮泉銘醸(福島県)、★「仙禽」せんきん(栃木県)、★「黒龍」黒龍酒造(福井県)、★「作」清水清三郎商店(三重県)、★「紀土 KID」平和酒造(和歌山県)、「鍋島」富久千代酒造(佐賀県)
▼詳細はコチラ https://craftsakeweek.com/csw-2025/sake-lineup/day09/

4/27(日) テーマ「ジューシーフレッ酒」

「花邑」両関酒造(秋田県)、「上川大雪」上川大雪酒造(北海道)、★「ちえびじん」中野酒造(大分県)、「にいだしぜんしゅ」仁井田本家(福島県)、★「会津中将」鶴乃江酒造(福島県)、「寒菊」寒菊銘醸(千葉県)、「信州亀齢」岡崎酒造(長野県)、★「大嶺」大嶺酒造(山口県)、★「HIRAN」森酒造場(長崎県)、★「光栄菊」光栄菊酒造(佐賀県)
▼詳細はコチラ https://craftsakeweek.com/csw-2025/sake-lineup/day10/

4/28(月) テーマ「職人が愛するSAKE」

★「楽器正宗」大木代吉本店(福島県)、「雪の茅舎」齋彌酒造店(秋田県)、「出羽桜」出羽桜酒造(山形県)、★「天狗舞」車多酒造(石川県)、★「常山」常山酒造(福井県)、「磯自慢」磯自慢酒造(静岡県)、「松の司」松瀬酒造(滋賀県)、「美丈夫」濵川商店(高知県)、「司牡丹」司牡丹酒造(高知県)、★「東一」五町田酒造(佐賀県) 、「éks」JAPAN CRAFT SAKE COMPANY(東京都)
▼詳細はコチラ https://craftsakeweek.com/csw-2025/sake-lineup/day11/

4/29(火祝) テーマ「チーム十四代」

★「十四代」高木酒造(山形県)、★「一白水成」福禄寿酒造(秋田県)、★「玄宰」末廣酒造(福島県)、★「鳳凰美田」小林酒造(栃木県)、★「東洋美人」澄川酒造場(山口県)、★「宝剣」宝剣酒造(広島県)、★「出雲富士」富士酒造(島根県)、★「よこやま」重家酒造横山蔵(長崎県)、★「三井の寿」みいの寿(福岡県)、「天賦」西酒造(鹿児島県)
▼詳細はコチラ https://craftsakeweek.com/csw-2025/sake-lineup/day12/

会場で快適に楽しむための持ち物&動き方ガイド

  • 受付に並ぶ人々

持ち物(グラス、コイン、バッグなど)、会場内の動き方、混雑時の対応など、実際に参加する際のポイントを具体的に紹介します。​

スターターセットは必ず購入を

  • 日本酒とコイン

    袋に入ったコイン+専用グラス=「スターターセット」

イベントに参加するには、まず「CRAFT SAKE スターターセット(4,200円)」が必要です。1人1つ購入しましょう。
・内容:専用酒器グラス + 飲食用コイン12枚
・会場でも購入できますが、混雑時は事前購入推奨です。
※この専用グラスがないと、酒蔵ブースで注いでもらえません。

コインの使い方・目安

飲食はすべて「CSWコイン」での支払いです。
・日本酒:3~4杯(コイン12枚目安)
・フード:3~4品(コイン25枚目安)

【コイン追加購入セット】
Aセット(10枚)1,600円1枚あたり160円
Bセット(25枚)3,900円1枚あたり156円
Cセット(40枚)6,000円1枚あたり150円
Dセット(100枚)15,000円1枚あたり150円
※コインは日をまたいで使えます(1日で使い切らなくてOK)

便利な持ち物リスト

・サコッシュやポーチ:コインの持ち運びに◎
・帽子/サングラス:会場は屋外。晴天時はビル風と日差し対策を
・折りたたみ傘/レインコート:特に最終日の4/29(火祝)は雨の可能性あり
・羽織もの(上着):朝晩はやや気温が下がります
・軽めのバッグ:会場は混雑します。荷物は最小限がベター
・ビニール袋とハンカチや手ぬぐい:使ったおちょこは水場で洗って持ち帰りましょう。お酒を手にこぼしちゃった…という時も水場で洗いましょう。

会場内の動き方のコツ

  • イベント会場の様子

テーブルがあり、立ち飲みが基本です(一部座れる席も)
・グループで参加の場合、交代で席や列に並ぶのが◎
・酒蔵と話したい、などこだわりがなければ、会場を回っている唎酒師スタッフからの購入もおすすめ(並ばず買えます)
・追加コイン売り歩きスタッフもいます(列を避けられます/※スターターセットは買え ません。受付へ)

酒が買える!? おすすめのチェック方法

  • 日本酒瓶が並んでいる

「このお酒、気に入った!」と思ったらすぐにチェック。公式サイトの「酒情報を見る」ボタンをクリック。主催の通販サイト「sakenomy」へアクセスできます。店頭では手に入りづらい限定酒もあり!
※すべて数量限定。思い立ったときが買い時です。

▼蔵元や出品酒の一覧はこちら(随時更新)https://craftsakeweek.com/csw-2025/sake-lineup/day01/

フードも超充実!

会場には予約困難店も含む有名レストラン15店が出店
・注目料理はコイン5~10枚程度で楽しめます
・遅い時間には売り切れる可能性があるため、早めの注文を推奨
▼詳細・出店レストラン一覧はこちらhttps://craftsakeweek.com/csw-2025/food-lineup/

会場で体感した、春を告げる“日本酒の祭典”著者の体験レポート

  • 待ち時間を書いたPOP

人気銘柄「而今」や「新政」などは開始直後から大行列。90分待ちのケースもありましたが、時間をずらせば10分程度の待ちで飲めることもあります。効率よく楽しみたいなら、まずはクラフトサケウィーク(CSW)限定酒を提供する蔵から回るのがおすすめ。参加している120蔵は、利き酒師や酒販店、有識者らのテイスティング審査を経た実力派揃いです。

  • 日本酒の瓶を持つ男性

    4月19日参加 木屋正酒造 大西唯克 社長兼杜氏

  • 法被を着た眼鏡の男性

    4月19日参加 高橋庄作酒造店 高橋亘 社長兼杜氏

  • 木の棚に並べられた日本酒

    当日出品されている日本酒はすべて、受付近くの「Today's sake」コーナーにディスプレイされている。

  • 男性2名のツーショット

    4月20日参加 土田酒造 土田祐士社長と星野元希杜氏

  • 日本酒瓶を持つ女性

    4月20日参加 川敬商店 川名 由倫杜氏

  • 笑顔の男性

    4月20日参加  冨田酒造 冨田泰伸社長

注目は、26日の「伯楽星 零響 -Absolute 0-」。購入すると500mlで385,000円(税込)というお酒が、なんとコイン200枚という超プレミアム酒。(販売もされており、sakenomyでも取り扱い中です)
会場は春の陽気に包まれた六本木。近隣勤務の方や海外の旅行者、日本酒ビギナーまで多彩な人々が集まり、自然と交流が生まれる空気感も魅力のひとつ。週末や最終日は特に混雑するものの、幻の一本に出会える確率も上がります。

  • 牛モツのパニーノ

  • コンビーフマカロニサラダ

また、出店レストランも見逃せません。普段は予約困難な人気店が多数参加しており、前半・後半でラインナップが入れ替わるため、事前チェックは必須。注目の料理と日本酒のペアリングも、楽しみのひとつです。
週末や最終日は混雑必至ですが、そのぶん幻の酒に出会える可能性も。社長や杜氏が自ら酒を注ぐこのイベントで、特別な体験を。ぜひ現地で、一期一会の出会いを楽しんでください。

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