サッカー元日本代表の中田英寿氏監修、LOTTE「YOIYO 酒ガナッシュ <黒龍酒造> 貴醸酒」が発売 【記者発表会レポート】
株式会社ロッテから、“日本に酔うチョコレート”をコンセプトとした『YOIYO』シリーズの第18弾として、サッカー元日本代表の中田英寿氏が代表を務める株式会社JAPAN CRAFT SAKE COMPANY監修のもと、黒龍酒造株式会社とコラボレーションした「YOIYO 酒ガナッシュ <黒龍酒造> 貴醸酒」が数量限定で販売が開始されます。本商品の販売開催に先駆け、10月22日(火)に、ふくい南青山291(東京都港区)で記者発表会が行われました。
「YOIYO 酒ガナッシュ <黒龍酒造> 貴醸酒」について
商品名:YOIYO 酒ガナッシュ <黒龍酒造> 貴醸酒
内容量:12粒入り / 1箱
価格:1箱 税抜 1,500円+送料 / 3箱セット 税抜 4,500円 *送料込 /4箱セット 税抜 5,700円 *送料込(5%OFF) / 5箱セット 税抜 6,750円 *送料込(10%OFF)
限定:6,000個
本発売:2024年11月5日(火)
【先行発売】:2024年10月22日(火)13時より予約受注を開始
ロッテグループ公式オンラインモール(https://lotte-shop.jp/shop/)
石田屋 ESHIKOTO店(福井県吉田郡永平寺町浄法寺第12-17)
貴醸酒とは…
通常の日本酒は、米、米麹、水を使って発酵させますが、貴醸酒は仕込みの一部または全部で「水」の代わりに、すでにできあがった日本酒を使用して仕込む特別な製法で作られる日本酒です。濃厚で甘みが強く、風味が豊かな酒質になります。
記者発表会の様子~開発の経緯
10月22日(火)、東京都港区のふくい南青山291で行われた記者発表会にて、開発に携わった3名によるトークショーが開催されました。その模様をお伝えします。
田所 啓次(株式会社ロッテ 中央研究所 チョコ・ビス研究部)
「“日本に酔うチョコレート”をコンセプトから、第18弾は日本酒をテーマにしようと考え、日本酒の専門家であり、大のお菓子好き、と両方に精通した中田さんに監修をお願いしました。今回のプロジェクトでは、日本酒の繊細な風味をチョコレートにどう調和させるかが最大の挑戦でした。通常、チョコレートの中にお酒を配合すると、どうしてもミルクの風味が目立ちすぎてしまいます。何度も試作を重ねる中で、中田さんから『貴醸酒を使ってはどうか』というアドバイスを貰い、それが突破口となりました。最終的に黒龍酒造の“貴醸酒”を使うことで、私たちだけでは到達できないほどバランスの取れた理想的な商品が完成しました。」
中田 英寿(株式会社JAPAN CRAFT SAKE COMPANY 代表)
「最初にこの話を受けたときは、YOIYOが今まで挑戦してきたウイスキーと違って、日本酒の繊細な味わいがチョコレートに負けるのではないかと心配していました。日本酒の良さを損なわずにチョコレートと合わせるために、まず日本酒を水に置き換えてもらってチョコレートの開発から始め、次に日本酒を合わせていきました。日本酒のいわゆる純米吟醸や大吟醸のような日本酒だと、少しチョコレートの味わいに負けてしまうということで、貴醸酒だとナチュラルな甘味があるので、チョコレートの甘さを抑えられるのではないかと思いました。30種類の貴醸酒を比べ、黒龍の貴醸酒が一番日本酒の後味の伸びを感じられたので、黒龍さんにお願いしました。このコラボレーションを通じて、日本酒の新しい可能性を提示できたと感じています。」
水野 直人(黒龍酒造株式会社 8代目蔵元)
「弊社は普段、コラボレーションには積極的ではありません。しかし中田さんとは15年来のお付き合いがあり、黒龍のことをよく理解していただいているため快諾しました。今回のプロジェクトに参加できたことを非常に光栄に感じています。黒龍の酒がチョコレートと組み合わされるというアイデアには驚きましたが、試作を重ねるごとに自信が深まりました。私たちは今年創業220年を迎え、2022年に複合施設『ESHIKOTO』を、来月11月にはオーベルジュ『歓宿縁(かんしゅくえん)』もオープンします。施設内にはBARもできるので、そこで『YOIYO 酒ガナッシュ <黒龍酒造> 貴醸酒』とお酒を一緒に楽しんでほしいな、と思います。このような新しい取り組みを通して、日本の食文化と伝統を守りながら、さらなる挑戦を続け、これからも発信していきたいと考えています。」
YOIYOシリーズについて
洋酒チョコレートを60年間リリースしているロッテから、その知見と技術を生かし『日本には、まだあなたの知らない日本がある』と題し、“日本に酔うチョコレート”をコンセプトに、清らかな水と土地に根付いた原料、伝統の技が生んだ味わいの酒をチョコレートで包み込んだ「YOIYOシリーズ」が、2021年からスタートしました。
第1弾 YOIYO[マルス信州蒸溜所] 駒ヶ岳
第2弾 YOIYO[マルス信州蒸溜所] 屋久島
第3弾 YOIYO[厚岸蒸溜所] 芒種
第4弾 YOIYO[厚岸蒸溜所] 立冬
第5弾 YOIYO[静岡蒸留所] 782
第6弾 YOIYO[マルス津貫蒸溜所]シングルモルト
第9弾 YOIYO[厚岸蒸溜所] 大雪
第10弾 YOIYO[厚岸蒸溜所] 大雪テリーヌ
第11弾 YOIYO[三郎丸蒸留所]稲垣貴彦セレクション
第13弾 YOIYO酒ガナッシュ安積誕生
第14弾 YOIYO[厚岸蒸溜所]ウイスキー白露
第15弾 YOIYOテリーヌ<厚岸蒸溜所>ウイスキー白露
第16弾 YOIYO〈嘉之助蒸溜所〉シングルモルト嘉之助
黒龍酒造について
初代蔵元の石田屋二左衛門が良水に恵まれた福井県吉田郡永平寺町松岡に創業以来、220年、「良い酒をつくる」という理念を礎に酒づくりを続けてきた黒龍酒造。日本酒の新しい可能性を探究し、業界に先駆けた取り組みを数多く積み重ねてきた。
2022年には、黒龍酒造を擁する石田屋二左衛門が創造したブランドを冠した複合施設「ESHIKOTO」をオープン。お酒を核に福井を中心とした北陸の文化を伝える場所として、販売店・石田屋ESHIKOTO店とレストランacoyaが併設する。11月にはオーベルジュ(宿泊施設)などが完成し、今後は酒造施設を設ける予定もあるそう。福井だけでなく、日本を代表する一流の酒蔵だ。
黒龍酒造: https://www.kokuryu.co.jp/
ESHIKOTO: https://eshikoto.com/
中田英寿氏が語る、コラボレーションがもたらす地方経済への期待
記者発表会では、記者から「大手菓子メーカーと創業200年の酒蔵のコラボが地方創生や景気浮揚につながるか」という質問がありました。中田氏は、「全国を巡ってきましたが、素晴らしい生産者がたくさんいます。しかし、多くは経験不足から世界に目を向けず、動けていないのが現状です。ロッテのような世界的企業のプラットフォームを活用することで、世界に視野を広げ、現場から物作りや流通を進めることが必要です。行政を待つのではなく、自ら動いていくべきです。地方には眠っている可能性が多くあります」と語りました。
「YOIYO 酒ガナッシュ <黒龍酒造> 貴醸酒」は、すでに先行販売が開始されています。ぜひ一度手に取ってみてください。
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