31歳の誕生日はお化けと牡蠣と「賀茂鶴」とともに~アナウンサー長江麻美の日本酒日記#26
日本酒大好きアナウンサー、テレビ愛知長江麻美が「アラサーのリアルな日本酒ライフ」をお届けするシリーズ「アナウンサー長江麻美の日本酒日記」。今回は31歳の誕生日に待ち受けていたものについてお話しします!
31歳になりました!
8月某日、ひっそりと31歳になりました。なんでしょう…29歳から30歳になる時には「あ~~20代ラストだ! やだやだやだ~」 「30歳になっちゃう~~~」 と大騒ぎしたのに、31歳の誕生日はなんともあっさりでした。ホント、寝て起きたら31歳になっていました。
もうこの年になったら盛大にお祝いしてもらわなくても、プレゼントをもらわなくても良いのですが、嫌なことだけは避けたいじゃないですか? 多くは望まない。嫌なことさえなければそれで十分。
ところが、31歳の誕生日当日、私の仕事はお化け屋敷からの中継でした。怖かった…。つまり、お化け屋敷(正確にはくらやみ遊園地)としては素晴らしい出来だと思います。でも怖かった。だって苦手なんです。本当に苦手なの! 仕事だったら基本的には何でも頑張るけど、虫とお化けだけは本当に無理だって…言いませんでしたっけ? 神様。こうして、半泣きで喉が枯れるほど叫んだのが、私の31歳の誕生日当日です。
ただ、そんな私を救うように輝いていたのが…、『賀茂鶴』でした!
誕生日の一杯 『大吟醸特製ゴールド賀茂鶴 純金泊入』(賀茂鶴酒造/広島県)
そう、後輩の上釜アナが『賀茂鶴』を誕生日プレゼントとしてくれたのです。牡蠣のオイル漬けと共に。
しかも、この『大吟醸特製ゴールド賀茂鶴』はオバマ大統領が来日した際の会食で利用されたんだそう。箱もゴールドで輝いていますし、中には花柄の金箔も入っていて、この日本酒を手にした途端、とてもおめでたい気持ちになりました。
頂いてみると、とろんとした舌触り、後からくるピリピリ感がとても力強い。牡蠣の強い旨味をガツンと丸ごと感じたあとに一口頂くと、その旨味を丸く包んでくれるような懐の深さも感じました。華やかな金箔で主役を思わせるような見た目なのに、実際には料理を引き立ててくれるようなお酒で、飲んだ人の心に浸透していく。憧れの大人の女性像だなあ…と思いました。
ちなみにこの2日後、親戚からも全く同じお酒をもらいました。偶然すぎてびっくり! 「賀茂鶴のような大人の女性になりなさい」というお告げか何かでしょうか? 賀茂鶴のようになれるのは、まだ…もう少し先になりそうだな。
とにかく、上釜さんと賀茂鶴のおかげで、とても良い誕生日になりました。ありがとう! 31歳も穏やかで平和な1年になったら良いな~。
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