糀(こうじ)をアテに日本酒を飲む...そんな自分に酔いました~アナウンサー長江麻美の日本酒日記#23

日本酒大好きアナウンサー、テレビ愛知長江麻美が「アラサーのリアルな日本酒ライフ」をお届けするシリーズ「アナウンサー長江麻美の日本酒日記」。今回は名古屋で気になっていたお店で幼馴染と日本酒を楽しんだお話です。

ある日、糀に呼ばれて

私には、名古屋でずーーーーっと気になっていたお店がありました。「長江さん、日本酒好きなら絶対好きだと思うよ。糀が食べ比べられるの。」会社の方にそう言われてからいつか必ず行きたいと思っていたもののなんだかんだでバタバタしていて、なかなか行けないでいました。 

そんなある日。急遽予定がなくなり、午後からフリーになりました。しかもその日は気持ちの良い晴天。気分が上がった私は「これは糀に呼ばれている。」と思い、お昼休みであろう幼馴染にすぐさまLINEをしました。

午後0時58分 長江「今日、軽くどう?」

午後0時59分 幼馴染「軽くならいいよー!試験勉強あるから軽くで!」

 さすがの即レスポンス!(笑)1分後には仕事に戻った幼馴染にお店の場所を送っておきました。

今回のお店「糀MARUTANI」(名古屋市中区)

気になっていたお店とは、『糀MARUTANI』。地下鉄・久屋大通駅から歩いて3分ほどのところにあります。テラス席もあったので私たちはテラス席へ。 

店員さん「こちらのメニューは蔵元直送の日本酒となっております。ここでしか飲めないものですので、よかったら是非お召し上がりください。」

  • メニュー表

すると、幼馴染は…、「上から順番に全部お願いします!」

え、今なんて言った?彼女が日本酒好きになったのはここ最近のこと。しかも、近々なんかの試験があるから「今日は軽くで!」って言っていたような気がするんだけど…。そう思いつつも、ここでしか飲めないと言われたらねぇ・・・全部飲んでみたくなっちゃいますよね~!しかも、お酒のラインナップも1週間から2週間ほどで変わるらしいのです。 

ということで私たちは『CRAFT SAKE』と書かれたメニューに書いてあった蔵元直送の日本酒を上から順番に飲み比べをしながら制覇することにしました。明るいうちから日本酒で「カンパイ!」この上なく贅沢な時間の始まりです。

  • 日本酒で乾杯する女性

    飲み比べスタート!

「これ飲みやすーい!」「これ華やか!!」飲み比べで2種類ずつ日本酒を出してくれたのでそれぞれの違いがよく分かり楽しい楽しい。それぞれお酒に名前がついている訳ではなく、『糀』『遊』『直』などのコンセプトで注文するので、私が好きだったお酒がなんという名前なのかは分かりませんが、その『名前も分からないけど好き』という感じもなんだかよかった。『遊』を注文したら面白いお酒にも出会えました。赤葡萄のお酒。

  • お酒が入ったグラス

    赤葡萄のお酒

日本酒も使われているそうで、軽やかなワインのような飲み口でありながらも、最後にふわっと日本酒が香るんです。日本酒の新たな楽しみ方を知ることができました。 

そして、何といっても糀の食べ比べ。「糀MARUTAN」Iには麹室があり、そこで造られた糀を食べられるんです!

  • 糀の食べ比べセット

    左から、生糀、糖化糀、白溜まり糀

生糀はほのかな甘さでパラパラっとしているのですが、その生糀に水が加えられた糖化糀は甘さが強くなり食感もしっとり。さらに、生糀に白溜まり醤油が加えられた白溜まり糀はみたらし団子のような風味になりました。ちなみに、上に映っているのは甘酒で作ったチーズだそうで、これもまた他では味わえない食感のチーズで面白かった!

それにしても、糀をアテに名前も分からない日本酒を飲むなんて…。粋すぎて酔いました。自分たちに。笑

 料理も全部おいしくて、特にシメに頂いた『とうもろこしの釜めし』には感動しました。今回はとうもろこしでしたが、季節によって釜めしの具も変わるそうです。

  • とうもろこしの釜めし

    とうもろこしの釜めし

お酒もお料理もその時々によって味わえるものが変わるとなると、今日はどんな出会いがあるのだろうとワクワクしませんか?私はすでに次行ったときにどんな出会いがあるのか、ワクワクしています。

 店員さんの空気感、お料理、もちろんお酒。日本酒好きの気分を思いっきり上げてくれる「糀MARUTANI」は、関谷醸造の直営店だそうです。納得。

今回訪問したお店

糀MARUTANI(名古屋市中区丸の内3丁目18番13号先)

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