1995年3月に仕込んだ古酒、数量限定発売「1995年醸造 生酛純米古酒」売上全額を災害復興支援特別基金に寄付
兵庫県神戸市の沢の鶴株式会社は2025年1月17日(金)、「1995年醸造 生酛純米古酒」を数量限定で発売します。阪神・淡路大震災の年に仕込んだ生酛純米古酒。限定10本、価格は720mlで10万円(税込)です。売上全額は日本財団の「災害復興支援特別基金」に寄付されます。
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震災を乗り越えた酒造り
1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災で、沢の鶴の木造蔵はすべて倒壊しました。しかし、電気や水の復旧後、社員たちは蔵を片付け、1995年3月に酒造りを再開しました。その際に仕込んだのが今回の古酒です。
翌年の1996年にはオーク樽で41日間貯蔵。その後、貯蔵されたお酒はホーローのタンクに戻されて火入れをしたあと、室温10度の貯蔵室で30年間、熟成を重ねました。オーク樽のフレーバーが特長の中熟タイプの古酒であるとともに、復興への願いと未来への希望が込められた唯一無二の日本酒です。
沢の鶴株式会社は、震災を経験した蔵元として災害への備えの重要性を痛感したといいます。売上全額を「災害復興支援特別基金」に寄付することで、迅速な緊急支援を実施するための資金とします。
販売概要
注文受付開始:2025年1月17日(金)10時~
※電話・公式オンラインショップのみでの受付
※商品の出荷は2025年1月20日(月)以降順次
※限定本数10本に達し次第、受付を終了
公式オンラインショップ:https://www.sawanotsuru.co.jp/c/nihonshu/junmai/10000363
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