ZIP-FM×テレビ愛知の新プロジェクト「さけむす」始動! 愛知の蔵元が語る「新酒」の魅力
ZIP-FMとテレビ愛知がタッグを組み、地元の日本酒シーンを盛り上げる新プロジェクト「さけむす」がスタートしました。記念すべきキックオフイベントは、なんと普段テレビ番組の収録が行われているテレビ愛知のスタジオというレアな場所で開催されました。
受付では、この日司会進行を務めたテレビ愛知・上釜美憂アナウンサーとZIP-FMナビゲーター加藤玲那さん共同デザインの特製ステッカーも配られました。このステッカーは参加者同士の「ご縁を繋ぐ」という意味を込めて、シール同士を合体させることができるユニークなデザインとなっています。
蔵元が語る「新酒」の魅力とは?
イベントには、愛知県愛西市・青木酒造の青木拓磨さん、愛知県江南市・勲碧酒造の村瀬公康さん、二人の蔵元杜氏がゲストで登場。今回のテーマ「新酒」について、それぞれの視点で解説してくれました。
新酒とは秋口に収穫された新米を原料にして仕込み、搾ったお酒のことです。日本酒には7月から翌年6月までを区切りとする「酒造年度」があり、その1年間にできたものが新酒と呼ばれます。青木さんは新酒の特徴について、「香りがものすごく立っていること」と、「出来上がる直前までアルコール発酵で炭酸を出していたため、フレッシュ感や微発泡が感じられること」を挙げていました。
「最強アスリート酵母」vs「安心の桜酵母」! 全く違う2つのアプローチ
「さけむす」キックオフイベントの目玉は、青木さんと村瀬さんによる酒造り談義です。
青木酒造では、国などが培養した酵母を買ってくるのではなく、蔵の土壁などに棲みつく「天然の酵母菌」のみを使用する「酵母無添加・完全発酵」という手法をとっています。酵母が自ら生み出したアルコールに耐えられなくなる限界まで発酵させることで、「次の年にはレベルアップした酵母になってくる」と語ります。水洗いすると崩れてしまう蔵の「土壁」部分に、この鍛え抜かれた「最強アスリートな酵母たちが棲んでいる」のだそうです。青木さんは自身の酒造りを、「私たちが『こんなお酒になればいいな』と思うのではなく、微生物が造ってくれるものだから『お願いします』と祈る感じ。自由に頑張ってくれと託している」と表現しました。
一方、勲碧酒造は、井戸を掘ればすぐ水が出るという豊富な水を活かした酒造りを行っています。酵母は天然の「五条川の桜」から採れた「桜酵母」を使用。人によってはメロンやマスカットのようにも感じる、優しくて飲みやすい香りが特徴です。村瀬さん曰く、「力もあって仕込んでいて安心な酵母」。最近は米が溶けにくい年が続いているため、水分量を調整してゆっくり発酵させることで、「新酒のうちからまろやかさが出るようになった」と工夫を語ってくれました。
「桜を見ながら飲みたい」「土壁の香りに合う」プロ同士の試飲
イベントでは、お二人に互いのお酒を飲み比べてもらいました。
青木さんは村瀬さんの桜酵母のお酒を、「本当に桜の酵母で造ったんだなと思った。香り豊かで凄く滑らかですんなり入ってくる。桜の葉の塩漬けを横に置いて、桜を見ながら飲めたら最高」と大絶賛。
一方の村瀬さんは青木さんのお酒について、「ちょっと辛口で太い味、しっかりした味。蔵の土壁のいい匂いとちょうど合うんじゃないかな」とその骨太な魅力を語りました。村瀬さんは普段から他蔵の「超辛口」などを飲むことがあるそうで、「世間は甘くないな、本当に辛いんだなと知識が増える。自分ではできないなと感じ、自分のこだわりを再確認できる」と、プロ同士の刺激について明かしてくれました。
睡眠も趣味もなし!? 我が子のように酒を育てる日々
美味しい日本酒を生み出すため、蔵元杜氏たちはどんな生活を送っているのでしょうか? 青木さんは「朝5時40分に起きてすぐ着替えて作業。夜中も麹の様子を2〜3回見に行くので、趣味の時間はなく寝ることになっちゃいます」と過酷なスケジュールを告白。
村瀬さんも「朝5時頃起きてノートに予定を書くところから始まり、分析作業などをして順調に行けば夜7時頃にご飯。寝るのは11時か12時になっちゃいますね」と語ります。
「まるでお酒を赤ちゃんのように育てている」と表現されるほど、多大な時間と情熱を注いで造られる日本酒。お二人のリアルな声を聞くと、これから飲む一杯がさらに美味しく、感謝に溢れたものになりそうです。
トークショーの模様はZIP-FMのポッドキャストでも配信中!
このトークショーの模様はZIP-FMのポッドキャスト「ZIP SAKE部」でも配信中。ぜひ音声でもお楽しみください。
-
(左から)ZIP-FMナビゲーター・加藤玲那さん、青木酒造・青木拓磨さん、勲碧酒造・村瀬公康さん、テレビ愛知・上釜美憂アナウンサー
関連記事


