福光屋が奥能登・鶴野酒造店から救出された酒米を2種類の酵母で共同醸造 純米大吟醸「鶴と福」を発売
株式会社福光屋(石川県金沢市)が、令和6年能登半島地震で全壊の被害を受けた株式会社鶴野酒造店(石川県鳳珠郡能登町)と共に、救出された酒米と両蔵が大切に使用する2種類の酵母で純米大吟醸を共同醸造したと発表しました。能登の酒蔵の復興、再建への強い願いを込めて、6月25日(火)に数量限定発売されます。
石川県酒造組合連合会の強い絆から実現 両蔵の名頭から命名した「鶴と福」を2,300本限定販売
令和6年能登半島地震で酒蔵と店舗の全壊被害を受けた鶴野酒造店の蔵元・鶴野晋太郎氏から酒米が救出されたことを聞き、福光屋専務取締役の福光太一郎氏の働きで3月から共同醸造プロジェクトを開始。
福光屋の酒造りと平行しながら急ピッチで共に仕込み計画を策定し、3月下旬から鶴野晋太郎氏、鶴野薫子杜氏、福光屋の杜氏・板谷和彦氏や蔵人たちが一丸となって取り組まれました。
福光屋には、鶴野酒造店の蔵元・鶴野兄妹と石川県酒造組合連合会が主宰する石川県清酒学校の同期の蔵人もおり、仲間の困難に万全の体制で挑み、両蔵で大切に使用する酵母2種で初々しく爽やかな味わいに仕上げられました。個性豊かな石川の地酒、酒蔵が存続できるようにと願う、強く前向きな気持ちが結実しました。
共同醸造 純米大吟醸「鶴と福」の商品仕様・特徴
○原材料名:米(国産)、米麹(国産米)
○原料米:全量酒造好適米使用 五百万石88%(石川県産)、山田錦12%(兵庫県産)
○精米歩合:50%
○製造法:純米大吟醸・生貯蔵酒
○酵母:協会1401号+福光屋自社酵母
○杜氏:鶴野薫子(鶴野酒造店)、板谷和彦(福光屋)
○アルコール分:15度
○日本酒度:−2
○酸度:1.5
○飲み方:冷やす◎ 常温◯
○相性の良い料理:オムレツなどの卵料理、きんぴらなどの油と野菜をからめた料理、チーズなど
○内容量・価格:720mL 5,500円(参考小売価格・税込)
○販売数量:2,300本
○発売日:2024年6月25日(火)
○販売店:一部の酒類販売店・料飲店、福光屋直営各店・通販(福光屋 オンラインショップ)
詳細お問い合わせは、株式会社福光屋ホームページまで。
鶴野酒造店
石川県能登町の東海岸・鵜川地区に1789〜1804(寛政〜享和)年間創業。能登の風土と食文化に寄り添う酒として知られる「谷泉」、「登雷」を蔵元兄妹で醸している。
ホームページ:https://www.taniizumi.com/
福光屋
1625(寛永2)年創業。金沢で最も長い歴史をもつ酒蔵。霊峰白山の麓より百年の歳月をかけて辿り着く仕込み水「百年水」と契約栽培米を使用。「加賀鳶」、「黒帯」、「福正宗」などの代表銘柄を醸す純米蔵。
ホームページ:https://www.fukumitsuya.co.jp/
【参照記事】PRTIMES
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