好きな酒類 日本酒がワインを抜いて2位に!「日本酒が好き」と回答した女性が倍増 日本酒造組合中央会「日本酒需要動向調査」
全国約1,700の酒蔵(日本酒、本格焼酎・泡盛、本みりん)が所属する日本酒造組合中央会が、2022年12月から2023年1月に全国の20歳から70歳までの男女3,000人を対象に「日本酒需要動向調査」を実施し、その結果が発表されました。
目次
好きな酒類は、前回3位の日本酒がワインを抜き次ぎ2位!日本酒が好きと回答した女性が倍増
ノンアルコール飲料カテゴリーの選択肢をいれて好きな酒類を調査。前回調査の2017年ではビール、ワインに次いで日本酒は3位でしたが、今回の調査では、日本酒がワインを抜いて2位に躍進しました。男女別では、女性の比率が2倍に増加しました。
日本酒に関するイメージは「酒蔵が名水地に立地している」が48.6% 最も魅力的に感じるのは「いろいろな温度帯で楽しめる」
日本酒の歴史や造りなど日本酒の魅力について尋ねた調査では、「酒蔵が名水地に立地している」ことが48.6%と約半数の方が回答しました。日本酒造りにとって「水」は日本酒の味わいを左右する大きな要素になっており、名水のあるところに銘酒ありという認識があることが伺えます。
さらに、その中で最も魅力的なものをひとつ尋ねた質問では、「いろいろな温度帯で楽しめる」が17.2%でトップに。温度帯という他のアルコールカテゴリーにはない楽しみ方が日本酒の特長と認識されているようです。
直近は自宅での日本酒飲用が高い 自宅以外の日本酒飲用が高いのはZ世代・団塊世代
コロナ禍における規制緩和の狭間において、直近1ヶ月は、団塊世代を筆頭にどの世代も自宅で日本酒を飲んだという比率が高いことがわかりました。自宅以外での日本酒飲用も、Z世代と団塊世代が高い傾向となっています。また、Z世代は外食頻度も1位であることから、自宅で1人で日本酒を飲むというより外飲み傾向が高いことが予測されます。
飲食店で日本酒を注文する際の重視するポイントは、どの世代も比較的認知度の高いブランド・メーカーを重視しています。一方、料理のペアリングを重視している数値が高いのがZ世代。また、Z世代は、知人・友人のおすすめという数値が他世代より多い傾向がありました。団塊世代は過去飲んだことのある銘柄を重視しており、団塊ジュニア世代は、純米大吟醸酒などのカテゴリーを最も重視していることが伺えます。
【『日本酒需要動向調査』概要】
調査手法:インターネット調査
調査対象:全国の20~70代男女 日本酒ユーザー/日本酒ポテンシャルユーザー(定義は下記①に記載)
回答者数:本調査3,000サンプル
調査期間:2023年1月6日(金)~1月12日(木)
調査会社:株式会社ネオマーケティング
①日本酒関与度別
・「日本酒ユーザー」(n=2,800)→1年に1日程度以上の頻度で日本酒を飲む方
・「日本酒ポテンシャルユーザー」(n=200)→1年に1日程度以上の頻度で酒類を飲む・1年に1日未満の頻度で日本酒を飲む・日本酒の購入意向の事前調査で「あまり購入したいと思わない」、「全く購入したいと思わない」を選んだ人以外の方
②年代別
「20代」(n=382)、「30代」(n=421)、「40代」(n=523)、「50代」(n=519)、「60代」(n=519)、「70代」(n=496)→「日本酒ユーザー」ベースで、10歳刻みで区分分け
③世代別
・「Z世代」→年代別の20代(平成6年~平成15年以降生まれ)
・「団塊ジュニア」→年代別の50代(昭和39年~昭和48年生まれ)
・「団塊世代」→年代別の70代(昭和28年以前生まれ)
※調査内容詳細はPRTIMES記事をご参照ください
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