今池で女性一人飲み! 日本酒をゆっくり堪能できるおすすめ名店3選
今池駅は、名古屋市営地下鉄の東山線と桜通線が交わる駅で、名古屋駅や栄駅といった都心部からアクセスしやすいエリアです。
いわゆる「繁華街」としてのイメージも強く、「夜の今池で、女性一人で日本酒を楽しめる場所って本当にあるの?」と思う方もいるかもしれません。今回は、そんな方にも安心してお酒を楽しめる店を3軒ご紹介します。
扉の前で少し緊張したお店もありましたが、一歩中に入ったらそのドキドキもどこへやら。落ち着いた大人のお店で、ゆっくり日本酒を味わってきた様子をお届けします。
女性一人でも楽しめる! 「気取らず一杯」が似合う街・今池
今池駅周辺は居酒屋や飲食店が立ち並び、賑わいのある街です。都心部とはまた一足違う、独特なディープな世界観も魅力と言えます。また、ミニシアターやライブハウスが点在し、独自の文化やアート、サブカルチャーが根付く街としても知られています。
駅を降りると、夜のネオンが目に入り、少し雑然とした印象を受けるかもしれません。昔からのイメージで「夜はちょっと治安が心配」と感じる方もいるでしょう。しかし、実際に歩いてみると、夜でもさまざまな人が行き交う、活気にあふれた街だと分かります。
今回は、そんな今池駅から徒歩5分以内で行けるお店で、日本酒を楽しんできました!
隠れ家的な古民家でくつろげる「本と酒 安西コーブンドー」
駅から歩いてすぐのところにある「本と酒 安西コーブンドー」は「とんちハウス」と呼ばれる古民家の2階にあります。どこか懐かしさを感じる郵便受けの先にある扉を開けて、階段を登って店内へ向かいます。階段はやや急なため、転ばないようご注意を!
扉を開けると、まず目に飛び込んでくるのは、壁一面に並ぶ数多くの酒瓶。思わず見とれていると、向かい側には本棚が飾られていました。
本棚には漫画や小説、画集など、幅広いジャンルの本が並びます。店内では、お酒を楽しみながら自由に本を読むこともできるそうです。
カウンター席に腰を下ろすと、店主がにこやかに「いらっしゃいませ」と迎えてくれました。メニューを見ると、なんと原稿用紙!
この日は、チーズとクルミのスコーンを注文しました。スコーンは、今池のお隣・池下にあるパン屋へ特注しているそうで、オーブンでじっくり温めてから提供してくれます。
焼き上がりを待つ間に、日本酒もチョイス。決まった酒メニューがあるわけではないので、好みの味を伝えて店主に選んでもらうことにしました。「爽やかで、すっきりした味わいが飲みたい」と伝えて、出していただいたのは中島醸造(岐阜県)の「パイルドライバー」です。
口に含むと、微炭酸を思わせるようなピチピチとした口当たりで、とってもフルーティー。
お酒を楽しんでいると、お通しの柿の種ピーナッツが運ばれてきました。どこか懐かしい味わいに、思わず頬がふっと緩みます。
ほどなくして、チーズとクルミのスコーンも焼き上がりました。熱々のスコーンを手で割ると、香ばしい香りが立ち上ります。あまりにもおいしくて、2つ注文してしまいました。チーズの香りとクルミのまろやかな風味が、パイルドライバーによく合います。
次は3種の飲み比べも注文してみます。
- 倉本酒造(奈良県)の「KURAMOTO 64 2024BY GENERAL 生酒」
- 長珍酒造(愛知県)の「長珍」
- 三笑楽酒造(富山県)の「三笑楽 山廃純米酒」
「KURAMOTO64」は、ほのかな甘みと共に、ジューシーでフレッシュな酸味が口に広がります。軽やかな口当たりでした。「長珍」は深く豊かなコクが特徴。飲み応えはありますが重たすぎません。「三笑楽 山廃純米酒」は、柔らかな酸味とお米の深みが感じられる味わいでした。
長珍酒造について詳しく知りたい方はこちら!
店主が最後に勧めてくれたのは、久米桜酒造(鳥取県)の「民族のカタルシス」。
口に含んだ瞬間に広がったのは、鮮烈な酸味。思わず酢を思い浮かべるほどの、個性的な味わいです。想像していなかった味に驚きましたが、少しずつ口へ運ぶうちに、だんだんと病みつきに。まるで発酵食品を味わっているようで、気づけばクセになる一杯でした。
お酒と店主との会話も楽しめて、大満足でお店を後にしました。階段を下りて外へ出ると、2階から店主が顔をのぞかせ、「ありがとうございました!」と満面の笑みで見送ってくれました。さりげない心遣いに、ポカポカした気持ちで、店をあとにしたのでした。
<店舗情報>
住所:愛知県名古屋市千種区今池1-9-3 今池とんちハウス2階
アクセス:名古屋市営地下鉄「今池駅」より徒歩1分
営業時間:19:00~03:00
Web:https://www.instagram.com/anzai_covendock/
サクサク天ぷらと日本酒を堪能! 「天ぷら食堂 たもん」
「天ぷら食堂 たもん」は、大通りから一本東に入ったところにあり、落ち着いた雰囲気のお店です。
今回いただいた日本酒は、山忠本家酒造(愛知県)の「義侠(ぎきょう)」です。目の前で、お酒を注いでもらいました。口に含むと、ふわっと香りが広がります。ちょうどよい甘さでキレもあり、舌先に感じるピリッとした感覚が心地よく感じました。
食事でいただくのは、もちろん天ぷらです。水曜日は一部メニューが198円になるとのことで(2026年5月現在)、お値打ち価格で天ぷらをいただけます。
1品目は「まぐろのほほ肉」。塩が振られているので、天つゆをつけずに、そのままいただきます。筋肉質な身ですが、噛むとホロホロほどけるような柔らかさです。
2品目は「大分とり天」。すだち果汁がかかっているので、風味がとっても爽やか。外はサクサク、中身は柔らかくコクがあって、噛むたびに肉汁が溢れてきます。
3品目は「大きなキス天」。淡白な白身魚ですが、旨みがギュッとつまっていました。黒山椒をかけるのがおすすめです。
4品目は「雲仙ハムチーズ天」。ほどよい塩加減の雲仙ハムに、コクのあるチーズを挟んだ一品。今回注文した「義侠」によく合いました。そのまま・大根おろしがけ・めんつゆと3通りの楽しみ方ができます。
〆の「ありがたきしめん」は無料でいただけます。
筆者は「すだちきしめん」を注文しました。すだちの風味がほんのり香る、麺がもちもちの冷やきしめんです。かつお出汁がおいしくて、全部飲み干してしまいました。
「天ぷら食堂 たもん」はランチも営業しており、昼飲みもできるとのこと。気軽にサクッと飲みたいときは、足を運んでみてはいかがでしょうか。
<店舗情報>
住所:愛知県名古屋市千種区今池5-9-18 衣笠ビル1F
アクセス:名古屋市営地下鉄「今池」駅より徒歩3分
営業時間:月~金・祝前日:11:30~14:00、17:00~23:30/土・日・祝日:12:00~23:30
Web:https://tenpuratamon.owst.jp/
電話番号:052-741-5005
完全禁煙のお店でじっくり日本酒を味わう「日本酒Bar やわらぎ」
「日本酒Bar やわらぎ」は、喫煙者の入店をお断りしているバーです。日常的に喫煙される方は、入店できないルールがあります。
ビルの階段を上った先にある入り口の前には張り紙がありました。そこに掲示されていた「禁煙マーク」は、なんと4つ。とことん禁煙にこだわっている姿勢が、入る前から伝わってきますね。
入店するのに少し勇気がいりましたが、思い切って扉を開けてみました。席はカウンターのみ。奥にある黒板には、たくさんのお酒の銘柄が書かれており、品揃え豊富なお店であることがわかります。
1杯目にいただいたのは、天吹酒造(佐賀県)の「天吹 夏に恋する 特別純米 生」。ほどよい酸味にすっきりとした飲み口で、米のうまみもしっかり感じられます。名前の通り、夏にぴったりの1杯でした。
お通しは、塩昆布をのせた冷奴と白菜の漬物。さらに一品選べるとのことで、合鴨のロースを注文しました。冷奴と白菜はさっぱりした味わいで、合鴨のロースは、食べ応え十分! どの料理も、日本酒によく合いました。
2杯目は、福禄寿酒造(秋田県)の「一白水成(いっぱくすいせい)」。一口含むと、優しい香りがふわりと広がり、鼻に抜けていきます。ほどよい酸味とすっきりした後味が印象的でした。
訪れるお客さんは一般の常連客をはじめ、同業者や酒蔵の関係者も多いそうです。筆者のように初めて入る人の中には、扉の前で躊躇してしまう方も少なくないと、店主が話してくれました。
しかし、気負う必要は全くありません。ここは、自分のペースでおいしい日本酒と食事をいただけるバーです。店主との会話もゆっくり楽しめますので、気軽に扉を開けてみてください。
<店舗情報>
住所:愛知県名古屋市千種区今池5丁目12−9 エスポワール神澤2階
アクセス:名古屋市営地下鉄「今池駅」より徒歩4分
営業時間:月~土:18:00~0:00(日・祝日は定休日だが、営業している日もある)
Web:https://www.instagram.com/yawaragisake
今池は女性の一人飲みにも優しい街だった!
今池は、ワイワイ賑やかな街という顔を持つ一方、自分のペースでゆっくりと日本酒を楽しめる街でもありました。一見入りにくそうに見えても、今回紹介したお店は女性一人でも安心して入れますので、今池を訪れた際はふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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