【名古屋城】金シャチ横丁で日本酒を楽しむ! 観光ついでにはしご酒
名古屋観光の定番スポットといえば、金のシャチホコが輝く名古屋城。そのすぐそばに、お昼から日本酒を楽しめる「金シャチ横丁」があります。金シャチ横丁は2018年3月にオープンした商業施設です。名古屋めしやスイーツはもちろん、日本酒をいただけるお店もあるので、観光の合間の“ちょっと一杯”にぴったりですね。
今回は、そんな金シャチ横丁の義直ゾーン・宗春ゾーンを散策しながら、日本酒と料理が楽しめるお店を3店はしごします。観光ついでの昼飲みや、旅の締めくくりの一杯にもぴったりです!
金シャチ横丁には尾張藩主に因んだ2つのゾーンがある
金シャチ横丁は、正門側の「義直ゾーン」と、東門側の「宗春ゾーン」の2エリアで構成されています。名前の由来は、尾張藩の初代藩主と七代藩主です。
徳川義直は尾張藩の初代藩主として、新田開発や農業用水の整備、城下町づくりなどに取り組み、藩の土台を築きました。そんな義直ゾーンのコンセプトは「伝統・正統」で、江戸時代を彷彿とさせる木造の純和風建築が並びます。
そして、名古屋で人気の高い藩主といえば七代目の徳川宗春です。幕府が享保の改革で質素倹約を進めていた時代に、規制を緩めて芝居見物を認めるなど、対照的な政策で町に活気をもたらしました。宗春ゾーンのコンセプトは「新風・変化」で、明るくモダンな和風建築が目をひきます。
どちらのゾーンも、食事やお酒、スイーツなどが楽しめます。名古屋城観光のついでに、立ち寄ってみませんか?
十代目儀助
愛知の地酒を飲み比べ|旬の和食と楽しむ
まずは、義直ゾーンから行ってみましょう!
名古屋城正門から一番近いところにあるのが「十代目儀助」です。お店の前に酒樽が置かれていて、日本酒への期待が高まります。
ワクワクしながら店内に入ると、目の前には色とりどりの酒瓶がずらり。入口付近には、名古屋や愛知の地元の日本酒がたくさん並んでいます。
店の奥にはイートインスペースがあり、お酒とおつまみをその場でいただけます。今回は、日本酒の3種飲み比べを注文しました。飲み比べセットにはいくつか種類がありますが、筆者が選んだのは「太鯱判(たいこばん)」。十代目儀助でのみ味わえる限定酒で、名古屋市内の酒蔵がそれぞれ1銘柄ずつ手がけています。
レジで注文を済ませ、カウンターチェアで待っていると、かわいらしい酒器に注がれた3種類の日本酒が運ばれてきました。
飲み比べの銘柄は次の3種類です。
- 太鯱判 龍 純米吟醸
- 太鯱判 虎 純米吟醸
- 太鯱判 鷹 純米吟醸
限定の日本酒を前に、胸が高鳴ります!
「龍」は、東春酒造(名古屋市守山区)の純米吟醸です。フルーツを思わせるような、爽やかな香りが印象的。軽やかですっきりとした飲み口でした。
「虎」は、「金虎酒造(名古屋市北区)」の純米吟醸です。ふくよかな香りが広がり、米の旨みをしっかり感じられるまろやかな味わいです。
「鷹」は山盛酒造(名古屋市緑区)」の純米吟醸です。ほんのり米の甘みを感じつつ、後味はすっきり。飲み飽きしない一杯です。
並べてみると、それぞれ色に差があることがわかります。見た目にも個性が感じられますね。オール名古屋の「太鯱判」は、それぞれ違った良さがあり、飲み比べることで味わいの違いを存分に楽しめました。
おつまみには、岡崎の八丁味噌で甘辛く炊いた「あさりの八丁味噌煮」を選びました。一口食べると日本酒が欲しくなり、日本酒を飲むとまた手が伸びる絶妙なおいしさ。3種の飲み比べと合わせるのにちょうどよい量でした。
あさり味噌は購入もでき、ご飯のお供としても人気なのだそうです。
日本酒に詳しい方はもちろん、初めての方も楽しめるお店です。好みの味を伝えれば、スタッフの方がおすすめのお酒を教えてくれますよ。
店内は天井が高く、開放感も抜群。気に入った日本酒はその場で購入できるので、お土産選びにもぴったりです。筆者が訪れたときはほかのお客さんがいなかったので、スタッフの方とのおしゃべりも楽しめました。おいしい地酒と温かい接客に、心まで満たされるひとときでした。
<店舗情報>
住所:愛知県名古屋市中区三の丸1-2-3 金シャチ横丁 正門エリア 義直ゾーン
アクセス:地下鉄名古屋城駅から徒歩10分
営業時間:9:30~17:30(L.O.17:00)
Web:https://kinshachi-yokocho.com/shop/gisuke/
電話番号:052-228-0339
尾張蕎麦と天丼 徳川忠兵衛
天ぷらで一杯! 大人の昼飲みが叶う
2件目は「尾張蕎麦と天丼 徳川忠兵衛」へ。同じ義直ゾーンにあり、「十代目儀助」から歩いてすぐなので、あっという間に到着です。店内に入ると、スタッフの方が「いらっしゃいませ!」と元気な声で出迎えてくれます。ランチの時間帯でしたが、平日で雨模様だったこともあってか、待つことなくテーブル席へ案内してもらえました。
椅子は座り心地がよく、席も広々としています。木を使った店内は温もりがあり、座った瞬間にほっとできる居心地のよさです。メニューはランチセットの天丼やそばが充実していましたが、今回は日本酒に合わせて単品の天ぷら3種をいただくことにしました。
合わせたお酒は「濃姫の里 隠し吟醸/清州桜醸造(愛知県)」を選びました。300mlで800円と、お手頃な価格もうれしいところです。
ほどよく冷えた状態で運ばれてきました。名前にある「濃姫」とは、織田信長の正室(妻)です。ラベルも彼女をイメージしているのでしょうか、しっとりと落ち着いた、大人の女性らしさを感じるデザインです。トクトクと、自分で器に注ぐのもまた楽しい。
フルーティーな香りの中にお米のやさしい甘みがあり、もう一口と飲み進めたくなる味わいでした。一口ずつ、大切に飲みたいと思えるようなお酒です。
ゆっくり日本酒を楽しんでいると、3つの天ぷらがバランスよくお皿に盛り付けられて運ばれてきました。天つゆと塩の2種類が用意されていて、好みの味でいただけます。
まずはエビ天ぷらをいただきます。食べる前から見ただけでわかる、揚げたての衣。ダウンライトの下でキラキラと輝いています。かじると、「サクッ!」といい音が響きます。噛めば噛むほどエビの甘みと旨みがあふれ出しました。プリッとした食感もたまりません。
温玉天ぷらは、中の黄身がトロトロで、サクサク衣との食感の違いが楽しい。口に入れると黄身のまろやかさが広がります。外は香ばしく、中はやさしい味わい。味だけでなく、見た目も楽しめる一品です。
かしわ(鶏肉)天ぷらはしっとりと柔らかく、うまみもたっぷり。数回噛むだけでほろりと口の中でほぐれていきました。衣は香ばしく食べ応えもあり、もう一つおかわりしたくなるほど。どの天ぷらも日本酒との相性が抜群で、心もお腹も満たされました。
食事の途中で店内はランチのお客様で賑わってきましたが、席が仕切られているので、落ち着いて食事ができました。プライベートな空間がしっかり守られているのもうれしいポイントです。お子様御膳もあるので、家族みんなで来た際も安心して食事を楽しめますよ。次回は、お蕎麦も食べてみたいと思います。
<店舗情報>
住所:愛知県名古屋市中区三の丸1-2-4金シャチ横丁 正門エリア 義直ゾーン
アクセス:地下鉄名古屋城駅から徒歩10分
営業時間:10:30~17:30(L.O.17:00)
Web:https://kinshachi-yokocho.com/shop/tokugawatyube/
電話番号:052-212-7012
創作串揚げつだ 金シャチ横丁店
揚げたて串揚げと日本酒の相性がバツグン
義直ゾーンをあとにして、宗春ゾーンへ向かいます。江戸時代のような趣ある雰囲気から一変、モダンなショップが立ち並びます。
お邪魔したのは「創作串揚げつだ 金シャチ横丁店」。扉をくぐると、明るく上質な空間が広がっています。
今回注文したのは、お昼限定の「串揚げランチ7本」セット。揚げたての串揚げを1本ずつ味わえます。タレはからしレモン、ニンニク風味のあわせ醤油、20種類のスパイスや漢方を使った自家製ソース、京都の山椒を加えた沖縄天日塩の4種類です。
日本酒は「福和蔵 純米酒/井村屋(三重県)」を選びました。爽やかでありながら、コクがあり、味わい深い飲み口。串揚げはもちろんのこと、セットメニューについてくる「お野菜」にもよく合うんです! 地産地消を意識し、愛知など地元の野菜を使用した野菜は、どれもみずみずしく、とっても甘い! 大地のうまみがギュッと詰まっていて、日本酒のおいしさも引き立ててくれました。
串揚げの1本目は、尻尾まで食べられる「活けの車エビ」です。プリッとした歯応えがたまりません。思わず驚いてしまうほど、甘みが強い一品。
2本目は北海道産の「子牛のヒレ肉」です。しっとりと柔らかく、噛むごとに旨みがじゅわっとあふれてきます。
3本目は「篠島のたこ」です。身は柔らかく、たこのいいお出汁が出ていて、あわせ醤油によく合います。
4本目は「祖父江の銀杏」です。見た目もかわいらしいですね。サクサク・もちもちとした食感で、苦みも控えめなのでペロリと完食しました。
5本目は「三河地鶏」です。秋田のとんぶりがたっぷりと乗せられ、中には愛知県産の大葉が使われています。しっとりした地鶏と、プチプチとしたとんぶりの歯応えが楽しい!
6本目は「京都万願寺唐辛子と知多牛のランプ」です。ほどけるようにやわらかいお肉と辛すぎない唐辛子に、まろやかなチーズがよく合います。
ラストの7本目は「いくらとサーモン」です。串の上からこぼれ落ちるほどいくらがたっぷりのっています。最後にこのような贅沢な一品が味わえるとは! 串の内容は季節によって入れ替わりますが、1本目と7本目は定番となっているそうです。常時30種類の串が用意されていて、セットを頼んだ場合は、追加で注文できるとのこと。
串揚げセットはこれで終わりではありません。このあと、締めのごはんとデザートもついてきます。
「お団子?」と思うような見た目に思わず驚いた一品は、あられ揚げ茶漬けです。ごはんにあられをまぶしたあと、油で揚げていて、出汁を注いでスプーンで崩しながらいただきます。串揚げで満たされたお腹にもサラサラと入っていきました。
デザートは、バニラビーンズがたっぷり入ったアイスクリームとホットコーヒーを選びました。甘いものをいただき、ほっと一息ついて、今回のお食事は終了です。店内は静かで落ち着いた音楽が流れており、大切な人との時間を過ごしたい場合にピッタリのお店です。スタッフのみなさんの対応もとても気持ちがよく、楽しいランチタイムを過ごせました!
<店舗情報>
住所:愛知県名古屋市中区二の丸1−2 金シャチ横丁 東門エリア 宗春ゾーン
アクセス:地下鉄名古屋城駅から徒歩3分
営業時間:11:00~15:00(L.O.14:30)、17:00~22:00(L.O.21:30)
Web:https://kinshachi-yokocho.com/shop/tsuda/
電話番号:052-212-5559
お気に入りの一杯を見つけて義直公と宗春公に思いを馳せてみよう
名古屋城を訪れたなら、観光だけでなく金シャチ横丁で日本酒を楽しむのもおすすめです。愛知・東海地方の地酒や地元の食材を使った料理とのペアリングなど、3店それぞれに異なる魅力がありました。義直ゾーンと宗春ゾーンではコンセプトが異なるので、ぜひ両方歩いてみてください。義直公と宗春公について軽く下調べしておくと、「なぜこのお店がこのゾーンにあるのか」が見えてきて、より楽しめるかもしれません。
昼飲みや旅の締めくくりに、ぜひ金シャチ横丁でお気に入りの一軒を見つけてみてください。
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