「WASAKE Sake Experience」とは? 浅草の新しい日本酒体験施設に、実際に足を運んでみた
国内外から多くの観光客が訪れる東京・浅草に、日本酒体験施設があります。その名も「WASAKE Sake Experience」。オープンから1年半ほどの新しい施設と知り、どんな体験ができるのか、取材に行ってきました!
施設の見どころはもちろん、周辺の観光スポットも合わせて紹介するので、ぜひ東京観光の参考にしてみてください。
2024年浅草にオープンした「WASAKE Sake Experience」
「WASAKE Sake Experience」は、2024年に浅草にオープンした日本酒体験施設。
コロナ禍が収束して以来、急回復を続けるインバウンド顧客を対象とし、日本酒にまつわるさまざまな体験を提供しています。世界中に日本酒のファンを増やし、日本の歴史・伝統・文化の素晴らしさをさらに広めることを目的に運営。唎酒師によるテイスティングレッスンなど、ワークショップも多数開催しています。
ただお酒を飲むだけなく日本酒について学ぶこともでき、日本酒や酒器の購入も可能です。
「WASAKE Sake Experience」の楽しみ方や、外国人観光客の様子をお届け
WASAKEではどんな日本酒体験が待っているのでしょうか? 実際に日本酒を楽しむ外国人観光客の様子を取材してきました。
解説を聞きながら、日本酒の飲み比べワークショップを体験できる
WASAKEでは、事前予約制の2種のワークショップを提供。日本酒の専門資格を持つ英語が堪能なスタッフが常駐しており、日本酒の基礎知識のレクチャーを受けながら、実際に飲み比べを体験できます。
- ガイド付きテイスティング(7,500円)
- 唎酒師によるテイスティングクラス(11,000円)
どちらも約2時間のワークショップで、説明を聞いたり質問をしたりしながら多種多様な日本酒をじっくりと味わえます。
「ガイド付きテイスティング」は初心者向けのクラスで、
- 精米歩合の異なる3種の「獺祭(株式会社獺祭/山口県)」を飲み比べ
- 7枚の専用コインで自由にお酒を選んで飲み比べ
がついてきます。
「唎酒師によるテイスティングクラス」では、モニターも活用しながらさらに詳しく日本酒の知識をお勉強。以下のような流れでテイスティングを行います。
- 獺祭3種飲み比べ
- フルーティー、辛口など味わいの異なる3種の飲み比べ
- 4枚の専用コインで自由にお酒を選んで飲み比べ
精米歩合の違いについては、実際に獺祭に使われているお米を見ながら学ぶことができます。みんな、たくさんの日本酒を味わいながら熱心に質問をしていました。
海外の方からの質問はさまざまで、国によっても着眼点が異なるのだとか。
たとえば、アメリカやカナダの日本料理店では熱燗がポピュラーなことから「日本でも熱燗は人気ですか?」という質問があったり、ワイン醸造が盛んなフランスの方からは「ワインでいう銘醸地のような場所は、日本酒の場合はどこになるですか?」と聞かれたり。国や地域によって日本食そのものの浸透度合いも異なるので、質問も多種多様なのだそうです。
そのほかには「日本酒ってどうやって造るの?」「おすすめのペアリングは?」など、日本人の日本酒ビギナーさんと同じような質問も多いとのことでした。海外の方がこんなにも日本の文化に興味を持ってくれているのは、とても嬉しいですね。
どの日本酒が好き? 外国人観光客の方に聞いてみた
せっかくの機会なので、ワークショップを楽しむ外国人観光客の皆さんに突撃インタビューをしてみました! とはいえ、英語を全く話せない私。お手製のフリップを持って、インタビューに臨みます。
ーー 初めて飲んだ日本酒は、何でしたか?
「京都の月桂冠だよ!フィリピンのマニラで飲みました。」
ーー どの日本酒、お酒が好きでしたか?
「『白瀧SEVEN 純米大吟醸 至高18%(白瀧酒造株式会社/新潟県)』が好きだった!」
「僕は、『Daimon35(大門酒造株式会社/大阪府)』が好み。でも全部美味しいよ!」
「私たちは『大雪渓 苺酒(大雪渓酒造株式会社/長野県)』が好き。可愛いお酒!」
WASAKEではお酒の販売も行っています。皆さん、帰り際にはお気に入りの日本酒をたくさん購入していました。
英語を話せない私でも「KANPAI!」と声を掛け合うことで、お酒を通じてみんなと仲良くなれました。インタビューにも快く応じてくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。ぜひ帰国後も日本酒を楽しんでくれますように!
自分のペースで、ゆっくりとテイスティングも
WASAKEではワークショップだけでなく、自分のペースでゆっくり日本酒を楽しむこともできます。自分の飲みたい量に合わせてコインを購入し、好きなお酒を選んで飲めるシステムです。
- ライト:席料+3コイン(2,000円)
- スタンダード:席料+6コイン(3,600円)
- プレミアム:席料+10コイン(5,600円)
コイン1枚からの単品購入も可能です。私はライトプランを選び、3枚のコインをいただきました。お酒のリスト(英語・日本語対応)もあるので、じっくりと選べます。
今回私が飲み比べたのは、以下の3種です。
- 飛良泉 山廃純米 しぼりたて生/株式会社飛良泉本舗(秋田県)
- 大雪渓 苺酒/大雪渓酒造株式会社(長野県)
- 甲子 生レモン酒/株式会社飯沼本家(千葉県)
今の時期ならではの「飛良泉」は、フレッシュな味わいが感じられます。観光客の女性から好評だった「苺酒」は、そのまま苺を食べているかのようなジューシーさと甘みがありました。「レモン酒」も人気だと聞いて飲んでみると、爽やかな酸味があってリフレッシュできます。
飲み比べのお酒は、専用のマシンから出てくるものとカウンターから提供されるものに分かれています。どちらのほうが高級ということではなく、古酒や貴醸酒などの少し特殊なお酒や、説明を聞きながら飲むと楽しいお酒は、カウンターからお渡ししているとのことです。
スタッフはみんなお酒のプロなので、分からないことがあれば気軽に質問もできます。
WASAKE代表・牧内さんにお聞きした、オープンの背景と今後の展望
WASAKEを運営する「豊洲社中株式会社」の代表・牧内秀直さん。かつてはサラリーマンとして金融機関で海外のM&Aなどを担当しており、イギリスのロンドンに数年間住んでいたそうです。
「日本食の文化を世界に広めたい」と一念発起し、会社を辞めて起業。2024年11月に「WASAKE Sake Experience」をオープンしました。
日本食を広めるためのプラットホームをつくりたい。しかし、いきなり飲食店経営というのは、なかなか難しい。もともとお酒全般が好きだったこともあり、海外での経験と日本の國酒である“日本酒”をかけ合わせてこの事業を始めたと、牧内さんは語ります。
牧内さん:
「今はアメリカやカナダのお客さまが中心ですが、今後はアジアの方にも、さらに魅力が広まると嬉しいですね。ワークショップはオンラインで販売をしているので、販路を増やしてさらに多くの方に楽しんでいただけるようにしていきたいです」
WASAKEでは、日本人のお客さんと外国人観光客が仲良くなるシーンもよく見受けられるのだとか。WASAKE Sake Experienceはお酒を通して日本と海外を繋いでくれる、温かいプラットホームなのですね。
せっかくなら浅草観光も。周辺スポットを紹介
せっかく東京・浅草を訪れるなら、日本酒以外の観光も。WASAKEから徒歩数分で行ける、近くの観光地も合わせて紹介します。
浅草といえばここ! 東京随一の観光地「浅草寺」
浅草のなかでもっとも有名といっても過言ではない観光地が「浅草寺」。大きな提灯がぶら下がった「雷門」の周辺には、国内外から集まった多くの観光客で賑わっています。
雷門の先に続く「仲見世通り」には、お菓子や和雑貨を扱うレトロで可愛いお店がたくさん!食べ歩きをしながら、日本らしさ、東京らしさを感じられるスポットです。
日本最古のレトロな遊園地「浅草花やしき」
日本最古の遊園地とされる「浅草花やしき」。1853年に花園として誕生し、その後1949年に遊園地として再建されました。
日本現存最古の「ローラーコースター」や、遊園地の定番「メリーゴーランド」などさまざまなアトラクションを楽しめます。レトロな雰囲気を味わえる観光スポットとして、幅広い世代から人気を集めています。
浅草で、“日本らしい”雰囲気を存分に味わおう!
浅草には、ほかにも見どころや食べ歩きスポットがたくさんあります。「WASAKE Sake Experience」で日本酒を楽しみ、周辺を観光すれば、より“日本らしさ”や“東京らしさ”を満喫できるでしょう。 東京に遊びに来る際にはぜひ、浅草・WASAKEにも立ち寄ってみてくださいね。
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